生まれ変わったらクズでした……３

したいことをしただけ ページ7

ごめん……


炭治郎、ねずこ、きっとこれから


辛い苦しい道のりになるだろうけど…！


獪岳(A)
「炭治郎、今は頑張ろう」


その手を離すのは、心細いだろうけど


炭治郎
「……うん、分かった」


強い子だな……本当に


獪岳(A)
「……それじゃあ、俺は行くよ」


炭治郎side


行ってしまった


獪岳兄ちゃん……母さんと竹雄達の事を頼むよ


義勇
「もういいか？」


…！


なぜ、この人は、木の裏に居るんだろう…


義勇
「狭霧山の麓に住んでいる
鱗滝左近次という老人を訪ねろ
冨岡義勇に言われて来たと言え」


炭治郎
「は、はい」


義勇
「今は日が差していないから大丈夫なようだが
妹を太陽の下に連れ出すなよ
後、今お前達の家には近づかない方が良い
俺や獪岳は殺さなくとも他の鬼殺隊は
違うだろうからな」


ザッ


……居なくなった？



…狭霧山か、行くしかないよな


ねずこ
「……ﾑ」


炭治郎
「ねずこ、起きたのか良かった…！
母さん達とはな少し会えなくなるんだ
だけど！また、きっと会えるから…だから
今は兄ちゃんと一緒に頑張ろうな！」


俺が今、しっかりしないでどうする！


ねずこ絶対に兄ちゃんが治してやる


炭治郎
「行こう……大丈夫、兄ちゃんがついてるからな」


この先、何が待っているとしても


俺の大切な人達を守るだけだ


きっと、大丈夫…辛くとも苦しくとも


乗り越えてみせる！俺は長男だ！



しのぶside


しのぶ
「それで、鬼は居ましたか？」


死んでいなかったら探し出さないとですし、


まあ、柱で有ろう者が取り逃がすなんて


ないでしょうけど……


義勇
「居たがそれがどうした？」


しのぶ
「殺したか聞いてるんです」


義勇
「俺は俺がしたいことをしただけだ」


……殺したんですね


もう、この人は、言葉が足りなさ過ぎて


と、言うより口下手過ぎて疲れます


しのぶ
「……そうですか、それよりも獪岳！
貴方は、私と一緒に蝶屋敷に行ってもらいますよ
あの家族の治療、手伝って下さいますよね？」


獪岳(A)
「……ん？あ、あぁ、もちろんだ
手伝う、当たり前だろ？」


しのぶ
「……どうかしたんですか？」


辛い顔をして…


義勇
「此処の家族と顔見知りだったんだろ」


しのぶ
「そうなのですか……？」

獪岳(A)
「……うん、しのぶ姉さん達より先に着いた時に
世話になった」

しのぶ
「なら、尚更早く治してあげましょう？
さあ行きますよ」

本当に優しい子です貴方は…

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