生まれ変わったらクズでした……３

ネチネチ ページ33

獪岳(A)
「はぁ、本当になんなんだ」

善逸があの後、

「マジで？は？マジで？マジなの？
え？大丈夫？？？女の子が好きって言って
くれてんだよ？？分かる？分かるよね？
兄貴、本当に大丈夫？？？お医者さん呼ぶ？」

なんて言うし

どんだけ女の子大好きなの？

そんで体調不良確定みたいに接して来ないで…！

これが普通だって！

数回、店で見かけた事がある相手に

結婚とか考えたりしないから！

第一、話したの一回？二回？くらいだよ？

それでお互いの何が分かるの？何も分からんよ？

善逸……世の男全てが女の子に好かれたら

一緒になるのが普通とか思ってないよな？

大丈夫かな？悪い人にすぐ騙されそう……心配

獪岳(A)
「……はぁ」

伊黒
「どうした？悩み事があるなら言ってみろ」

甘露寺
「そうよ！何か、悩んでるなら教えてちょうだい
獪岳、遠慮しないでね？」

…！

獪岳(A)
「い、いつの間に！？」

伊黒・甘露寺
「「さっき」」

背後に立たないで欲しいな〜？

獪岳(A)
「あ、そう」

伊黒
「それで、何か悩みがあるのか？」

甘露寺
「そうよ！困ってるなら教えて！手助けするわ」

獪岳(A)
「い、いや、悩みなんてないよ
それより、これ良かったら食べて」

持ってきた包みを差し出す

伊黒
「？これは……」

甘露寺
「何かしら…！これは！桜餅！！」

物凄い喜んでる蜜璃さん可愛いなぁ

甘露寺
「ん〜！美味しい！！何処のお店で売ってるの？
今度からその甘味処に作りたてを
食べに行きたいわ！」

獪岳(A)
「え？いや、それは……」

伊黒
「なんだ？甘露寺に何故、教えてやらない？」

甘露寺
「ん〜！とっても、美味しい！！
ほら、伊黒さんもどうぞ！」

伊黒
「……、ありがとう」

獪岳(A)
「何処のお店と言われても…
これ、俺が作った桜餅だから売ってな……」

甘露寺
「え？獪岳が作ったの？
えぇ？すごーい！とっても美味しいわ！
甘味処で食べた桜餅よりも美味しいわ！」

伊黒
「……ﾓｸﾞﾓｸﾞ、…！確かに美味いな！」

こんなに喜んでくれるのは、流石に恥ずかしい

伊黒
「獪岳、最近無理してるんじゃないのか？
お前は、自分の事を顧みなさすぎる少しは、
自分の体や心を労る事を覚えたらどうだ？
それとも、俺の言うことは、聞きたくないか？
俺と甘露寺が心配しすぎて寝込んだら
どうするつもりだ？」

わ〜！止めてネチネチし始めないで！！

伊黒
「……おい！聞いているのか？」

正直、耳塞ぎたい

大切な家族→←あ"あ"羨ましい！

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