生まれ変わったらクズでした……３

青筋 ページ14

…とりあえず、説明したけど

なんか空気が重くなった気がする


気のせいか、皆の顔に青筋が入ってる気がする

カナエ姉さんだけ普通に笑顔

錆兎
「……で、鬼を斬らずに何処にやったって？」

真菰
「気のせいかな、義勇まで見逃したって
言った？」

有一郎
「ねぇ、お人好し過ぎるかもしれないと
思ってたけど、此処までとはね……馬鹿なの？」

カナエ
「人を食べてないんでしょう？
なら、仲良くなれるかもしれないわね〜
私は、結果しだいでは、賛成よ〜」

ﾋｯ…！怖…！

そんな顔で見ないで…！

確かに鬼を斬らないで育て手の鱗滝さんの所に

紹介したけどさ……いや、普通これ聞いたら

怒るの当然だよね……うぅ…！怖い！

獪岳(A)
「……で、でもな！う、鱗滝さんから
手紙でだ、大丈夫……も、問題ないって……」

ドンッ

ﾋｯ！ごめんて！錆兎！

だから、そんな怖い顔で壁ドンしないで！！

あぁああぁあ！待って！待って！

そんな顔面で鬼が倒せそうなほど

怖い顔しないで！！！

すみませんでした！ごめんなさい！

錆兎
「…………納得は、しない…が、
分かった、とりあえず真菰と確認してくる」

獪岳(A)
「……え？」

真菰
「ち、ちょっと錆兎！
自分が何言ってるか、分かってるの！？」

錆兎
「……分かっている、だが確認もしないで
決めつけるのは、おかしい事だ」

真菰
「……そう、だけど」

錆兎
「……お前が嫌なら俺だけでも
確認しに行く、一応俺達の弟弟子になるかも
しれないんだからな！」

獪岳(A)
「……さ、錆兎、ありがと…」

錆兎
「勘違いするな、もし危険だと認識したら
即刻その首を刎ねる……これは、決定事項だ」

わぁ……間違えたら、ねずこの首

無くなっちゃうんだ

錆兎
「…………獪岳、お前と義勇が大丈夫だと言うなら
きっと、そうなんだろう…けどな
俺達は、その大丈夫と言う証拠が確かな物だと
知らない、お前に今どんなに説得されようと
自分達で納得させてほしい」

真菰
「……錆兎、うんそうだよね！
獪岳、錆兎が言った通り私達は、自分達の目で
心で確認してくるよ」

獪岳(A)
「うん、よろしく
無理言ってるよな、ごめん」

錆兎
「それは、昔からだ
お前は、本当に手のかかる弟だよ」

真菰
「そうそう！今に始まった事じゃないよね！」

……！二人とも、嬉しいけど頭撫でないで

また子供扱いして！

有一郎
「……はぁ、結局こうなるよね」

カナエ
「良いじゃない、仲良き事は美しきかな…よ〜」

瓜二つ→←生暖かいような目

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