3歩先の背中に触れたい (ページ10)

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今日の放課後はアルバイト。

テヒョンオッパと一緒の日だ。
テヒョンオッパと働いていると本当に楽しくて余計なことも考えなくていい。

「Aちゃん学校お疲れ様」

『テヒョンオッパもお疲れ様です』

「ふふっ今日も頑張ろうね」

『はい！』

今日も派手色の髪の毛をばっちりとセットしてて、背も高いから制服も似合うし本当にかっこいいな....

お店にはテヒョンオッパ目当てのお客さんがよく来るし、
オッパもきっとグクみたいにモテモテなんだろうな......

今は開店したばっかりだけどきっと夜にはテヒョンさん目当てのお客さんが今日もいっぱい来るだろう。

グクは今日もへウォンちゃんと一緒かな？
最後にゆっくり話したのはいつだろう.....

「いらっしゃいませ」

横からテヒョンさんの声が聞こえて、我にかえる。いけない、いけない余計なこと考えない。

『いらっしゃいまっ』

自分に言い聞かせながら顔を上げると、そこには制服姿で手を繋ぐグクとへウォンちゃんがいた。

グクは大きな目をぱっちりと開き私を見つめて驚いているようだった。
私もまさかここで会うなんて思えなくて固まっていると、

「ジョングガ！来てくれたんだ！その子が彼女か、初めまして」

ニコニコとへウォンちゃんに挨拶するテヒョンオッパの姿に私の頭はついに真っ白になった。