3歩先の背中に触れたい (ページ22)

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「えっ！海で溺れて、意識失って、ジョングガに告白したの！？」

テヒョンオッパのありえないくらいでかい声に当事者の私までびっくりしてしまいそうだ。

『声大きいですっ！店長こっち睨んでます！』

「ごめん、ごめん、衝撃すぎて」

テヒョンオッパが慌てて声を潜める。
もう今更だけどバイト中に言うべき事じゃなかったと自分の行いに後悔した。

グクに思いを伝えてからは本当にあっという間に時間が過ぎて気がついたら自宅に戻っていた。

とにかく誰かに聞いて欲しかった。

話したらスッキリするような気がしたし、自分のした決断は間違いなかったと納得したかったのかも。

そんなこんなで修学旅行明けの休日に出勤したバイトでテヒョンオッパに報告したわけだ。

「まあ、とりあえず今日一緒にご飯食べて帰ろう？ラストまででしょ？」

欲しかった言葉をくれたテヒョンオッパに思わず笑みが溢れた。