幽霊 四十九人 ページ5
羽衣狐「あぁ、やや子…、ごめんね、ごめんね……」
倒れてくるAに向かって羽衣狐は手を伸ばす。
その瞬間、弾かれるように羽衣狐が
“クウ クウ”
“クワセロ”
“ダメ ダメ”
――あぁ、うるさい
“オキテ オキテ”
“ネムレ”
“ハヤク ハヤク”
――たまには寝かせてくれよ…
“オキテ…”
「死んだ奴が“オレ”に指図するな。」
それはちょうどリクオの刀がボロボロとなったときだった。
声が聞こえたかと思えば
リクオ、鵺を含めた妖怪たちがリクオの後ろ―A―を見ていた。
ムクリと起きたAの表情は近くにいたリクオにさえわからない。
右腕を前に出せばそれに反応してヒトカゲがあふれるように出てくる。
そして鵺、さらには京妖怪たちに絡みつく。
鯉伴「A？」
側に来ていた鯉伴がAの名を呼ぶ。
「どいつもこいつも厄介ごとばかり……」
“アハハハハ”
“キャハハハハ”
耳を劈くような子どもの笑い声が頭の中を反響するように響く。
氷麗「な、なに、この声…！！」
夜リ「なんだよ、コレ」
耳をふさぎ、生理的な涙を流し蹲る者が出る程、それは酷い笑い声だった。
うかがうように見ていた鯉伴が後で言う。
――Aがフッと笑った気がした――と…
それと同時に笑い声は止んだ。
そして……
“““クッテモイーイ？”””
その声は耳元で聞こえた。
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uka8502(プロフ) - 終わり?!もっと続きみたい!! (2020年7月23日 6時) (
レス) id: 7913de20e0 (このIDを非表示/違反報告)
nanohana1448(プロフ) - これで完結なんてもったいないです！続きないんですか? (2019年3月19日 18時) (レス) id: 0aec07dd47 (このIDを非表示/違反報告)
夜 - 一気読みしちゃいました！完結しちゃったんですか？続きがものすごく気になります！ (2018年4月16日 11時) (レス) id: 6cb8084524 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうな(プロフ) - 完結ですか？！すごく続きが気になります … 最後に話を聞いていたのは誰なのかとかこれからのみんなとか …… (2018年1月21日 1時) (レス) id: dbe1d7a27d (このIDを非表示/違反報告)
Secret - とても、面白いです！完結なんですか？続きとてもきになりなます！ (2018年1月8日 19時) (レス) id: c47de82906 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆえりぃと | 作成日時：2017年1月8日 1時
