幽霊 四人 ページ6
近くの公園に行くと、そこには誰もいなくAはベンチに座った。
「あれ?気絶してる…」
Aは猫の傷のあたりに手をかざすと仄かに光る。
傷は次々と癒えていき、遂には傷はすべてなくなった。
少し経つと猫が目を覚ます。
「もう痛いとこはない?」
猫は一鳴きすると、Aの手にすり寄った。
「…それは良かった。」
Aは微かにほほ笑んだ。
猫はAの膝から降りると、名残惜しそうにAを見る。
「もう帰りなよ。きっと心配してるよ?」
猫は再び鳴くと次こそ行ってしまった。
再び壁に手をつきながら歩いていると、やっとリクオの家付近にまで来れた。
日は既に暮れてしまっている。
リ「あれ?先輩?」
声に振り向くとリクオ率いる雪女こと及川 氷麗と青田坊こと倉田がいた。
リ「凄い真っ青ですよ!?」
リクオがAに駆け寄る。
「……ほっとけ。」
リ「ほっとけないです！」
リクオの大きな声にAはともかく、氷麗たちまで驚く。
リ「なんかわからないですけど、先輩のことになるとほっとけないんです！」
リクオの言葉に目を丸くするA。
リ「本当に大丈夫なんですか!?」
「あ、あぁ…大丈夫。近くに家があるし……」
リ「ならいいです。」
リクオは何かを思い出したのか振り返ってAを見る。
リ「A先輩、日曜日に清継くん達が家に来るんですけど先輩もどうですか?」
氷麗「リクオ様!?」
リクオは氷麗を制しAの返答を待つ。
「……別にいいけど…」
リクオ達とは近くの分かれ道で別れた。
「あーあ、怒られちゃった。」
Aは苦笑した。
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ゆえりぃと(プロフ) - チビ猫缶さん» そのコメントで初めて気づきました。Σ(ﾟωﾟﾉ)ﾉ (2017年2月19日 17時) (
レス) id: 9699ff6707 (このIDを非表示/違反報告)
チビ猫缶(プロフ) - 朝比奈梓…!? (2017年2月19日 0時) (レス) id: 416f31071b (このIDを非表示/違反報告)
夜 - 続きがとても気になります！いくらでも待つので更新頑張って下さい！ (2016年10月1日 23時) (レス) id: 1b13281dea (このIDを非表示/違反報告)
セイ(プロフ) - めっちゃ面白いです！続きが気になります！更新頑張ってください！！ (2016年9月21日 6時) (レス) id: c79745b4c2 (このIDを非表示/違反報告)
あんず(プロフ) - ありがとうございます！では、描き終え次第このコメント欄にて報告しますね(｀_´)ゞ (2016年8月9日 13時) (レス) id: ec75fc9606 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆえりぃと | 作成日時：2016年7月21日 23時
