幽霊 四十一人 ページ44
京都のどこかの高い木の上。
感じたことのある妖気を感じた方向を見る。
「……リクオ……？」
Aは木から降りた。
リクオの妖気をたどり、着いた場所は節目稲荷神社だった。
頂上に着けばその場は嵐が過ぎたような惨事だった。
竜二「ん？テメェ何でここにきてんだよ。」
Aは聞こえていないのか、そのまま進みある瓦礫の上で止まる。
「……リクオの、血………」
そのまま風を感じるように空を仰いだ。
竜二たちの側では破軍の式となっている秀元が興味津々にAを見ていた。
秀元「ゆらちゃんゆらちゃん、あの子何者なん？」
ゆら「え？あれ？なんでここに先輩が……」
竜二「ゆら、アイツも灰色の存在だ。」
ゆら「……え？」
ゆらは未だに空を仰ぐAを見る。
すると、秀元がジリッと半歩後ずさった。
その額からは冷や汗が流れている。
ゆら「秀元？」
秀元「……、あの子、キケンやで。」
ゆら「は？」
秀元「アレは亡き者を誑かす。ボクも踏ん張ってないとあの子に意識をもってかれそうや。」
ふとAをもう一度見れば目が合った。
Aはこっちを見ていた。こっちというよりは“秀元”を見ていた。
その冷めた目に捕らわれれば動けなくなる。
だが、それはAが地面を見ることで正気に戻ることができた。
Aが何か短い言葉を呟いた気がした。
すると、周りの影という影から人の形をした影が現れ、
あたりへ飛んでいったかと思った刹那、飛んで行った方向から絶叫が轟きそして静かになった。
ゆら「え？え？？」
竜二「フン、どうやら敵に囲まれてたようだな。」
ゆら「うそぉお！」
ふとAのいた方を見ればそこにAはいなかった。
「リクオ、早く、早くボクを………」
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ゆえりぃと(プロフ) - チビ猫缶さん» そのコメントで初めて気づきました。Σ(ﾟωﾟﾉ)ﾉ (2017年2月19日 17時) (
レス) id: 9699ff6707 (このIDを非表示/違反報告)
チビ猫缶(プロフ) - 朝比奈梓…!? (2017年2月19日 0時) (レス) id: 416f31071b (このIDを非表示/違反報告)
夜 - 続きがとても気になります！いくらでも待つので更新頑張って下さい！ (2016年10月1日 23時) (レス) id: 1b13281dea (このIDを非表示/違反報告)
セイ(プロフ) - めっちゃ面白いです！続きが気になります！更新頑張ってください！！ (2016年9月21日 6時) (レス) id: c79745b4c2 (このIDを非表示/違反報告)
あんず(プロフ) - ありがとうございます！では、描き終え次第このコメント欄にて報告しますね(｀_´)ゞ (2016年8月9日 13時) (レス) id: ec75fc9606 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆえりぃと | 作成日時：2016年7月21日 23時
