幽霊 二十七人 ページ30
Aが向かった先に着いたのはもう日も暮れて何時間も経った頃だった。
ちょうどリクオが部屋から出てきて桜を眺めているときだった。
三羽烏が何かを抱えて飛んできた。
黒羽丸「鴆殿は来ているか!!牛鬼殿も…呼べ!!」
そこには傷だらけの牛頭丸と馬頭丸がいた。
“ケモノ”
“ケモノ ニオイ”
その声を聞いた瞬間Aはリクオの前に飛び出した。
子鬼「てめえ！何モンだ!!」
「おい奴良 リクオ、お前……」
リ「A…先輩……ボク……」
「まさか、あのビルに行かせたのか?」
リ「あ、ボク……う゛っ」
Aはリクオの鳩尾にドゴッと拳を埋める。
「近づくなと、言っただろう……」
リクオはそのまま気を失った。
そこに鯉伴が来てリクオを抱えて行った。
Aは午頭丸と馬頭丸の寝かされた部屋に行く。
そこには鴆がいて、牛鬼が付きっきりで看病していた。
鴆「てめえは…」
「どいて。」
Aは二人を応急処置程度に治癒能力で治した。
鴆「その力……」
「そんなのどうだっていいでしょ。」
Aはそれだけ言うと、部屋から去り、リクオの部屋へ向かった。
側には鯉伴がいて、鯉伴と目が合う。
鯉伴「久しぶりだな、あの店で会って以来か……」
「……そうですね。」
鯉伴「知ってたんだろ?リクオが無理してたこと……」
「……ほぼ人間のくせに、無理しすぎなんだよ……」
Aはリクオの額に手を乗せる。
「……こんなに心配に思ったのはあの時以来だ……」
余程小さい声だったのか、鯉伴に届くことはなかった。
鯉伴がAの顔を見ると、その顔はとても切なげだった。
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ゆえりぃと(プロフ) - チビ猫缶さん» そのコメントで初めて気づきました。Σ(ﾟωﾟﾉ)ﾉ (2017年2月19日 17時) (
レス) id: 9699ff6707 (このIDを非表示/違反報告)
チビ猫缶(プロフ) - 朝比奈梓…!? (2017年2月19日 0時) (レス) id: 416f31071b (このIDを非表示/違反報告)
夜 - 続きがとても気になります！いくらでも待つので更新頑張って下さい！ (2016年10月1日 23時) (レス) id: 1b13281dea (このIDを非表示/違反報告)
セイ(プロフ) - めっちゃ面白いです！続きが気になります！更新頑張ってください！！ (2016年9月21日 6時) (レス) id: c79745b4c2 (このIDを非表示/違反報告)
あんず(プロフ) - ありがとうございます！では、描き終え次第このコメント欄にて報告しますね(｀_´)ゞ (2016年8月9日 13時) (レス) id: ec75fc9606 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆえりぃと | 作成日時：2016年7月21日 23時
