幽霊 二十四人 ページ27
犬神は紐から逃れようと暴れる。
首無「ムダだよ。ボクの糸は…逃げれば逃げる程からみつく。」
すると、犬神の妖気はますます膨れ上がり、
巨大なオオカミのような妖怪へと姿を変え、離れていた頭を自身の首にくっつけた。
「わー、でっかいワン公…」
あれからリクオは夜の姿へと覚醒し、うまく犬神を倒した。
犬神は先ほどの姿にはなれないのか、人の姿から変わらない。
犬神「た……玉章!?」
玉章「失敗したんだね、バカな犬神……残念だよ。
君は――君の能力は――人を呪い恨み強くなる。
なのに―君は恨む相手を畏れてしまったようだ。
恨みがオソレに変わったら君はもはや…役立たずに…なる。」
犬神「な…何言ってんだ?そんなこと…言うなよ!!
オレを認めてくれたのはお前じゃねぇか!そうだろ!?なぁオレはまだやれる!!」
玉章「いや、もう終わりだ。」
犬神「玉章…」
玉章「散れ、カス犬。」
プロジェクターが作動し、玉章とリクオたちの影を映す。
犬神はそのまま消えていった。
玉章「おや、奴良 リクオくん…久しぶりだね。
まさか君がそんな立派な……………姿になるとはね。
君をどうやらみくびっていたようだ。」
玉章は姿を変える。
玉章「ボクは――四国八十八鬼夜行を束ねるもの。
そして八百八狸の長を父に持つ者。
妖怪・
君の“畏”をうばい、ボクの八十八鬼夜行の後ろに並ばせてやろう。」
夜リ「…それは、こっちのセリフだぜ…豆狸。」
玉章「それでは、さらばなり。また会おう。」
玉章は木の葉へと姿を変え、消えた。
夜リ「…芝居がかった狸だ…」
Aはそのままその場を後にし、いつものように屋上で惰眠を貪るのだ。
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ゆえりぃと(プロフ) - チビ猫缶さん» そのコメントで初めて気づきました。Σ(ﾟωﾟﾉ)ﾉ (2017年2月19日 17時) (
レス) id: 9699ff6707 (このIDを非表示/違反報告)
チビ猫缶(プロフ) - 朝比奈梓…!? (2017年2月19日 0時) (レス) id: 416f31071b (このIDを非表示/違反報告)
夜 - 続きがとても気になります！いくらでも待つので更新頑張って下さい！ (2016年10月1日 23時) (レス) id: 1b13281dea (このIDを非表示/違反報告)
セイ(プロフ) - めっちゃ面白いです！続きが気になります！更新頑張ってください！！ (2016年9月21日 6時) (レス) id: c79745b4c2 (このIDを非表示/違反報告)
あんず(プロフ) - ありがとうございます！では、描き終え次第このコメント欄にて報告しますね(｀_´)ゞ (2016年8月9日 13時) (レス) id: ec75fc9606 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆえりぃと | 作成日時：2016年7月21日 23時
