幽霊 十二人 ページ15
あれから牛鬼についての話を聞かされたり、
もげた爪なるものを見せられたりもしたが、Aは何も言わずただ眺めるだけで終わった。
そして今は、清継の別荘で女子たちは温泉に入っていた。
Aはソファに座り、読書の続きをする。
清継「ではさっそく“夜の妖怪探索”に行こうじゃないか!!」
島「い……今からですか〜?」
清継「バカ!!我々の目的は妖怪につかまることだったじゃないか!!」
リ「ちょっと…待ってよ!!行かない方がいいよ!!
どうしても行くなら…ボクも行く!!君たち二人じゃあ…危なすぎるから!!」
氷麗「だったら私も行きます!!」
こうしてリクオたちは外に出てしまった。
一部始終をガラスの反射越しに見ていたAは溜息をこぼすのだった。
リクオたちが別荘から出てすぐ、女子風呂の方から騒音がした。
「始まったか…」
Aは本を閉じると、備え付けのテーブルに置き、外に出たのだった。
清継と島が分かれ道で別れたため、リクオと氷麗はそれぞれを追いかけることになった。
島を追いかけた氷麗は牛頭丸と対峙することになる。
牛頭丸は氷麗の足を刀で刺す。
牛頭「本家だからって命令してんじゃねーぞ!!牛鬼組をなめるなよ!!」
氷麗「まさか…若だと知って……!?どうして!?」
牛鬼「思慮深い牛鬼様のお考えよ!!」
氷麗は足の痛みで転んでしまい、牛頭丸は氷麗に止めを刺そうとする。
だが氷麗には一向に痛みが来ない。
牛頭「てめえ…誰だ!?」
氷麗「…貴方は……」
Aが牛頭丸の後ろから刀を持つ腕を掴んでいた。
牛頭「本家のモンか!?」
「ちがう。」
牛頭「だったらさっさと手を離せ!!」
「それは…できない。」
リ「つらら!?…A先輩!!?」
Aはリクオを見る。
その時に少しだけ力が緩んだのか、牛頭丸は刀を構えなおすとAの脇腹を狙って刺した。
「…だいじょうぶだよ。コイツは喰っちゃいけない……」
倒れそうになったAをリクオは支える。
リ「何してやがる…お前…
この女は…奴良組若頭の…ボクの
先輩は、…ボクたちとは関係がないのに………
わかっててやってんなら“オレ”はお前を…斬る!!」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 461人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「男主」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆえりぃと(プロフ) - チビ猫缶さん» そのコメントで初めて気づきました。Σ(ﾟωﾟﾉ)ﾉ (2017年2月19日 17時) (
レス) id: 9699ff6707 (このIDを非表示/違反報告)
チビ猫缶(プロフ) - 朝比奈梓…!? (2017年2月19日 0時) (レス) id: 416f31071b (このIDを非表示/違反報告)
夜 - 続きがとても気になります！いくらでも待つので更新頑張って下さい！ (2016年10月1日 23時) (レス) id: 1b13281dea (このIDを非表示/違反報告)
セイ(プロフ) - めっちゃ面白いです！続きが気になります！更新頑張ってください！！ (2016年9月21日 6時) (レス) id: c79745b4c2 (このIDを非表示/違反報告)
あんず(プロフ) - ありがとうございます！では、描き終え次第このコメント欄にて報告しますね(｀_´)ゞ (2016年8月9日 13時) (レス) id: ec75fc9606 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ゆえりぃと | 作成日時：2016年7月21日 23時
