先生、対処法を！ ２【名探偵コナン】

対処法５０ ページ7

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そんな真咲さんのむちゃくちゃな論理に白目を向いていると


「Aさん」


上から声がふってきて、軽率にも私は上を向いてしまった


怖い程整った安室さんの顔が私を見下ろしている


「今度、またじっくりお話聞かせてください」


‥‥あっ、これ終わったわ


安らかな顔で微笑んでいると


ニャー


ヒカリが一声ないた


「‥‥綺麗な、猫ですね」


『そ、そうですよね！』


慌てて話題に飛び付いて転換させようとする


「ヒカリ、でしたっけ」

『あ、はい』


「本当に綺麗な猫です、ね」



安室さんはここにきて、初めて種類の違う笑顔を見せた


「今度はこの子も、是非一緒に連れてきてくださいね」




＿＿＿＿
＿＿



ロビーまで送ってもらった私は、送ってくれた安室さんの後ろ姿を見送りながら真咲さんに呟いた




『ねぇねぇ真咲さん』



「‥‥なに」


『どうしてこの世にはあんなイケメンがいるんでしょうね』


「お前が通常運転なのはわかった」


『あ、真咲さんもイケメンですよ』


「誉められた気がしないんだが」


『イケメン過ぎてビビった‥‥』


「無視かよ」


『‥‥殺されるかと思った‥‥』





「‥‥おい、大丈夫かお前」


私は頭を抱えて震えていた


イケメン怖い。バーボン怖い。公安警察怖い


「お前って面食いじゃないの？あんな顔のやつそうそういないのになんでむしろ怖がってんだ」

『私は面食いじゃない私が愛してるのはこの世界だ』

「面食いよりもっとやばいやつだった」


『‥‥私は安室さんのあの顔駄目なんですよ‥‥』


「は？なんで」


私は頭を抱えていった


『いや、ほら‥‥安室という男は人殺しだから‥‥』


「はぁ！？」


『そのイケメンさ故に無意識に人を殺すレディキラーだから‥‥(適当)』


「そういうことかよ‥‥いや、一瞬真に受けた俺が馬鹿だった」


眉間を揉む真咲さん


その隣で、私はヒカリを覗きこんでた


『あなた安室さんに気に入られたの‥‥凄いね‥‥』


「ニャー」


『安室さんがあんな顔してんの初めてなんだけど‥‥なんなのあの何となく慈愛に満ちた悲しげな瞳‥‥動物だからなの。猫だからなの。アニマルセラピーなの』


「‥‥‥」


「お前猫にぶつぶつ言ってるやばいやつになってんぞ」


『何言ってるんですか真咲さん。ヒカリは人語分かるんですよ』


「そのヒカリが引いてんじゃねーか」




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