先生、対処法を！ ２【名探偵コナン】

対処法８８ ページ45

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「警察に連絡しますね。といっても、Aさんも恐かったでしょう。警察の方には、お話を伺うのは後日にしてもらえないか僕から頼んでみますね」

『お気遣い、痛み入ります‥‥』

安室さんがスマホ片手に電話をかけはじめる。ローアングルからの安室さん大変男前である。喉仏のところの色気で女を殺せる。むしろ男も殺せる。すき


危ない目にあったばかりだというのに馬鹿な事を考えていると、コナン君が心配そうに声をかけてきた


「Aお姉さん、お膝擦りむいちゃったね‥‥後でちゃんと手当てしようね」

『心配してくれてるの?やさしいねありがとう‥‥そういえば、コナン君と安室さんはどうしてここに?』

伝線してしまったストッキングが見るも無惨なことになってるのにあちゃーと思ってると、不意に疑問が浮かんできた


「‥‥安室のにーちゃんが、ポアロの買い出しに行くっていってたから。僕、偶然そこにいたから着いてきちゃったんだ! そしたら、何か大きい音がしたから、みたらAさんが追いかけられてて、助けなきゃって思って‥‥」

『そうだったんだ』

物凄い幸運である。それがなかったら今頃は死んでた。ていうかコナン君と安室さんのタッグが助けに来てくれたの心強すぎるな‥‥?

零の執行人で二人が揃ったときの「きた、これで勝つる!」感凄かったけど、その二人が私単体を助けに来てくれたとかもはや奇跡に近しいだろ

自分の幸運値の触れ幅におののきながら、ふと倒れているストーカーの方をみやった

黒いパーカーを羽織った男は、成る程がっしりとした体つきをしている。もしかしたら武術経験者なのかもしれない。‥‥‥改めて考えると怖い

安室さんに対しては疑われている印象が強すぎて、今まで恐怖感と畏怖の念が強すぎたけど、こうして助けてくれるのはやっぱり警察なんだなぁ、と思う

そこで、はたと思った

何だか‥‥‥

この人の顔、見覚えがある気がする

どこで、とかは具体的には分からなかったけど、なんとなく見たことがあると思ったのだ

‥‥いや気のせいか。まさかストーカーと面識があるなんてそんな訳

とりあえず、これで一安心なのだ


今日は帰って、膝の手当てをして、よく眠ろう

そんな事を考えていた私は、これで状況が改善される事を信じて疑わなかった

やっと普通の生活に戻れると思い込んでいた

だから気づかなかった。

コナン君が、何やらスマホをいじくっていた事に

そして、安室さんがその時どんな顔をしていたかに

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