先生、対処法を！ ２【名探偵コナン】

対処法８５ ページ42

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「毛利さんに言う必要はないんじゃないかな」

「えー? なんで? おじさんも探偵だよ? 心強いじゃない。‥‥それとも」

コナン君が挑発するような笑顔を浮かべて安室さんを見上げた

「小五郎のおじさんに言いたくない理由でもあるの? 安室さん」


バチバチバチッ!!

あっちょっと待てピカチ○ウ２匹に増えた


「‥‥はぁ。分かったよ」

しばらくして安室さんが視線を切り上げた。コナン君の鋼の意思を感じ取ったらしい

「それで、Aさん。具体的にはどのような被害に?」

一から十まで洗いざらい話せ、という副音声が聞こえた気がする。おかしいなあ


話しま〜〜〜す


私はかいつまんで、今までの被害について話した。帰り道などにストーカーをされていること。手紙の中に「ずっと見ている」などの旨の紙片が入っていたこと

なお、写真が入っていたことは言わなかった。だって言ったら絶対見せろって言われる。でもあの中にはだらだらしてるとことか、更には下着姿の所だってあるのだ。そんなの見せられない。二人に見せたら死ぬ

「なるほど‥‥大体は把握しました。何かあるといけないので、連絡先を教えて頂けますか?」

『え』

む、むり。それはあまりにも無理

私のスマッホに"安室透"って入っちゃうってことでしょ‥‥? それは普通に死では‥‥?

江戸川コナンと毛利蘭と沖矢昴ってだけでもしんどいのに何言ってんだこの人

「安室さん。連絡なら僕から繋ぐから大丈夫だよ!」

「緊急時に直ぐに連絡が取れないと困るだろう? それに夜だったらコナン君もお休みしてると思うしね」

▼ あむろ の せいろん ぱんち!

▼ コナン に ひっと!


「‥‥でも、僕もお姉さんと安室さんの役にたちたいな!」


▼ コナン は ねこを かぶった!


「コナン君はまだ小学生だろう? その気持ちだけで十分さ。後は僕に任せて安心して欲しいな」


▼ こうかは いまいちの ようだ

▼ あむろ の こどもあつかい!

▼ こうかは ばつぐん だ!


コナン君のあざとさEXの猫かぶりがあっさりと封殺されたのを見届けて、私はがっくりと肩を落とした

ありがとう。コナン君。私の為に頑張ってくれた事には感謝しかない。私、大人しく連絡先交換するよ‥‥

こうして私のスマッホには"安室透"の名がくっきりはっきり入ってしまった。意味が分からないよ。全安室の女から殺されてしまう


殺意の波動に怯えつつ、私はスマホを抱えた






安室さんの不穏な視線に気づかぬまま




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