先生、対処法を！ ２【名探偵コナン】

対処法７８ ページ35

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『はぁぁぁあああぁ‥‥‥』


深ぁく長ぁいため息をつく。昼下がりのひだまりいっぱいの、公園のベンチでの事だった


手元にはろくに手をつけてないコンビニのサンドイッチと、コーヒー牛乳の紙パック。どうにも食べる気になれないが、これは昼ご飯である。食べなければならない


もそもそと、胃に詰め込む作業をしているかのようにむさぼりながら、私はここ一週間程の地獄を思い出していた




『毎日お手紙ってどういうことだよ‥‥手がこみすぎだろ‥‥暇人なの‥‥?』


毎日毎日毎日毎日、私の郵便受けにこれでもかという程の写真が入ったラブレター(?)が投函されている

私のファン(過激派)なんて一生つくことないと思ってたし、つく必要性もないでしょ‥‥

家に帰ればお手紙、盗聴されてるかもしれないという恐怖からおめおめ呼吸もできやしない


最近はなんか、後ろから誰かがつけてきてる感覚さえしてきてる


そんな状態でゆっくり休めるわけもなく、絶賛寝不足である


みるからにやつれてる私を見て、先輩は心配、広報課のお姉さま方は大喜び。嫌がらせに拍車がかかってきてる。お客様困りますお客様!!!資料は困ります!ｱｰｯ!!


‥‥いや、割と本気で困る。仕事だからね? 寝不足で働かない頭に鞭うって作った資料捨てられるのはﾂﾗｲ


まぁだからといってこの仕事降りる気は無いけどな!! 徹底抗戦の所存

‥‥‥でも、周りの人にも迷惑かけてるしなぁ


心配してくれる先輩は勿論、一番は真咲さんである



ここしばらくの私の様子から、どうにも何かあると勘づいたらしい


この前給湯室でお茶いれてたら、いきなり詰め寄ってきた真咲さんに壁ドンされた


もう一度言おう。壁ドン(強調)である


ハァ〜〜〜〜!!? なんで壁ドン!? 誰に仕込まれたの!? 狙ってるの??‥‥狙ってないよね多分素だよね分かるーーー!

イケメンこっわ‥‥


はわわとなっている間に、真咲さんは私をギッと睨み付けた。一般人がしていい目じゃない。最早ひとごろしのお目めである


「一ノ瀬お前‥‥」

『はっ、はい?』


明らかに疑惑の色をその切れ長の目にのせて、人一人やってきちゃったみたいな声で



「お前‥‥‥最近何があった」

『えぇ‥‥』


?マークもついてない‥‥断定してる‥‥


『いや別にどうも‥‥』

「嘘下手すぎだろ。口笛吹きながら明後日の方向向くヤツがいるか阿呆」


無理矢理私の頬を片手でひっつかみながら、真咲さんは額に青筋を浮かべた



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