先生、対処法を！ ２【名探偵コナン】

対処法７４ ページ31

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真咲さんに事のあらましを話した。「開発‥‥?他の仕事‥‥?」と何やら呟いている



本当にどうしようかな。と悩む気持ちが私は強い



でも良く考えよう。コレは逆にチャンスかもしれない


この話が来たって事は、私の業績が認められたって事だし(半分くらいはベル姉さんの爆買いのお陰の気がしなくもないけど)



元の世界に戻れたら、今まで通り先生に尽くしていく予定だし


こんな仕事に携われるチャンス、もう無いのでは?


真咲さんも、企画と両立してこのフロアの接客を頑張ってるんだし


そう考えると真咲さん本当に優秀だなぁ‥‥私と一つ上だけしか離れてないとは思えない


よし、なるようになれ精神で、取り敢えずプレゼンに向かって頑張ってみよう!



「俺は反対だ」


『‥‥ん?』



決意した矢先に聞こえてきた声に、ゆっくり振り返ると、私が受け取った資料から顔をあげ眉をひそめている真咲さんが目に入った



『えぇと、真咲さん?』


「俺は、反対だ」


『二回言った!?』


なんで!?


「確かに最近メキメキお前は成績を伸ばしてたし、一ノ瀬はいないのかって指名してくる客も最近は増えてる。お前の働きぶりに関しては俺も尊敬してるし、認めてる」


『おう‥‥唐突のデレ』



どうしたの? 唐突の供給過多よくないよ?



「でも反対だ。お前にはまだ早い」


『早いって‥‥じゃあもう少ししたら許してくれます?』


「‥‥‥」


『許してくれないんかい!!」



黙殺しやがったこの人!!!




『真咲さんには悪いけど、私はやりますよ。こんなチャンス滅多に回ってこないと思いますし、ダメでもともと。当たって砕けろですよ』


「‥‥そうかよ」


真咲さんは書類を片手に立ち上がった


「俺には無理やり止める権利は、無い‥‥でも一つ言っておく」


彼は肩越しに振り返った。妙に顔に陰がさしているのが少し気になる



「"良い話"には気を付けろ‥‥絶対だからな」


そうして上司のデスクの方に歩いていってしまった




‥‥今までずっと支えてきてくれた真咲さんに反対されるって、地味にヘコむな





ていうか



『今持ってった書類‥‥私の分では』




反対されても、イケメンはイケメンだった


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＿＿


「貴方のたてた企画書は全く持ってなってないわ! 何を考えてこんな企画を出したの!? すぐ考え直して!!」


『‥‥はい』

企画書に取り組みはじめて数日

私は早速後悔しかかっている





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