L.素直になるための勇気 Courage to be honest ページ2
午後2時過ぎ___。
ウィリアムとフェルディアが寝室で眠り、ルイスも一通りの仕事を終え軽く微睡んでいると静けさに包まれていた屋敷に大きなノック音が響いた。
ルイスは急いで衣服を整えエントランスに向かう。
ル「はい、何方でしょうか……っ
グウェン義兄様!!どうして此処へ?!」
扉を開けるとそこには来る筈のないグウェンが居た。
グ「どうしてっていつまで待ってもフェルディアが駅に来ないから迎えにきたの!」
若干息を切らしながら答えるグウェン。
グ「早くしなきゃ___」
ア「おや?グウェンじゃないか。
何故此処に」
グ「フェルディアを迎えにきたの!!
てか本当に早く出なきゃロンドン行き無くなっちゃうじゃん!」
アルバートは聞き慣れた声が聞こえ自室から出てエントランスに行くとあの茶会以来会えて居なかったグウェンの姿を見つけ心が躍った。
ア「少し落ち着いてくれ。
ベルデンティ家には今日ロンドンに帰るのはキャンセルになったと今朝知らせを入れた筈なのだけど…
まだ届いていなかったのかい?」
アルバートは噛み付くように答えていたグウェンに少し困惑しながら首を傾げる。
グ「なにそれ…知らないんだけど」
グウェンも目を丸くさせながら首を傾げる。
グ「知らせって手紙?」
ア「いや、電報だよ」
ル「グウェン義兄様が始発に乗って来たのであれば届いていなかった可能性は大いにありますね。
ヴェルド義兄様からは返事が来ていますし」
ルイスは先程配達員から受け取った電報をアルバートに渡す。
ア「取り敢えず客間に行こうか。
募る話もあるだろう?」
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千夜(プロフ) - いあ様コメントして下さりありがとうございます!!そう言って頂けて感謝しかありません!優モリはどこを切り取ってもカッコいいところしかないので心臓が持ちませんね笑 (2022年7月29日 14時) (レス) id: bbb60d0339 (このIDを非表示/違反報告)
いあ - 文章一つ一つが丁寧で分かりやすいし、凄い面白いです、大好きになりました!愛してます!憂モリは皆顔面偏差値高くてもはやしんどいですよねw (2022年7月28日 21時) (レス) @page7 id: c09dd7b5a1 (このIDを非表示/違反報告)
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