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59話 ページ16

Aside

瞼を透けて光が目に入ってくる。
でも、太陽みたいな暖かい光じゃない。


──何処かの施設?
真逆、誰か親切な人が拾ってくれたのだろうか。


ゆっくり目を開けてみれば、真っ白な天井。
横目を使って見てみれば、壁も白いし……。

何故か何処かで見たことがある気がして
ズキリと頭が痛んだが、知らないふりをして
上体を起こす。



「あ、目が覚めましたか?安藤さん」

貴「あ、はい……拾ってくれてありがとうございます。
それで、ここは何処で貴方は誰ですか(・・・・・・・・・・・・・)



「え……?」困惑したような声を漏らす彼は
白い髪で片方の籾上(もみあげ)だけ長く黒いメッシュが入った
光に満ちている綺麗な瞳の普通の少年に見える。

何故かまた既視感を感じて頭痛がしたが
これも矢張り無視をして彼の次の言葉を待つ。


(そもそ)も、何故()の名を知っているのだろう。
僕と彼は初対面(・・・)の筈だろう?謎が多い……。



「やあ敦君!Aちゃんの様子はどうだ……
Aちゃん!良かったぁ、心配したのだよ?」

貴「ほ、包帯男……!木乃伊!わあ、凄い!
ここの組織の技術って素晴らしいのですね!」



「え……っ?」またも困惑したような声を漏らす彼と
パチパチと瞬きを繰り返す包帯男さん。

一方の僕はというと、パチンと一つ手を打って
ニッコリ笑いながら包帯男さんのほうを見る。

この人のことも何故か見たことがある気がして
ズキリと頭が痛んだが、また無視をする。


というか、彼も僕のことを知っているのか。

全く、個人情報の漏洩がすぎるぞ。
個人情報保護とは一体なんだったんだ。



「え、っと……安藤さん真逆、僕たちのこと……」

貴「全く知らないです。
否、覚えていない、という云いかたのほうが
この状況の場合正しいんですかね」



「そう、だね」まだ戸惑いを残している包帯男さんが
曖昧に頷いて見せる。「そのほうが正しいと思う」


彼らは僕のことを知っていて
僕は彼らのことを知らない。

恐らくこれは──



「……記憶喪失、だね」
貴「記憶喪失、ですかね」


──────
なんか同じ展開でごめんなさい。
まあ内容は変えるんですけどね……。

記憶喪失if安藤ちゃんを
よろしくお願いします……!

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赤梓 マーチ(プロフ) - みくろんさんさん» コメント、そして批評ありがとうございます。折角なので時間がある時にいろいろ見直して書き直して行こうと思います。今後とも頑張ります。 (2018年5月19日 2時) (レス) id: 6b5f2ab21e (このIDを非表示/違反報告)
みくろんさん - この小説、正直読みずらいです… 行替え、というか間隔開けすぎです。あと、状況表現の文章力が欠如しすぎです。 頑張ってください (2018年5月19日 1時) (レス) id: d5a7b772b9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:マーチ( *˙ω˙*) | 作成日時:2018年5月1日 23時

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