No.39 ページ47
Aside
貴女「え───」
ﾄﾞｷﾝｯ…
振り向いてサボの顔を見ようとしたけど、後ろ姿しか見えない。
『一生』…？それってどうゆう……
…で、でも…
ﾄﾞｷｯ…ﾄﾞｷｯ…
単純に『嬉しい』って思う。
…私の、この気持ちは──…
.
.
なーんて考えてるうちに、いつの間にか不良共は倒していた。
サボ「…さ、帰るか」
そう言ってサボは歩き出して、背中しか見えない。
…さっきの、どういう意味で言ったの…？
…私の思ってるのであってる…？
…それとも、ただ…“きょうだいとして”って意味…？
…今、どういう顔してるのかなんて、私には分からない。
さっき言ったことも、忘れてることもあり得る。
…今だけ。
今だけでいいから……
.
プラスに考えても、いいですか…？
.
───
─
貴女「…っし、完成！」
ちょっと女子っぽいけど…いいよね♪
？「Aー？いるかー？」
ん？この声は…
貴女「サボ！いるよー
二人といたのに、どうした？」
サボ「あー…っと…そのー…」
サボは、目を反らしながら頭をかいていた。
貴女「？どうした？」
サボ「あのさ…これ」
差し出されたのは、水色のリボンで飾られた白い箱だった。
貴女「？？私誕生日はまだだけど？」
サボ「やっぱ覚えてないよな 笑
今日、Aと会って丁度3年なんだ」
貴女「えっそうなの!?そんなの忘れてたー…よく覚えてたね」
サボ「そりゃ…まァ…な」
貴女「？？まァいいや。開けていい？」
サボ「おう」
リボンをほどき、箱を開けると…
貴女「手袋…!!」
そんなに長い手袋ではなく、本当に手首まで、手だけが入るほどの黒い革の手袋。
甲の部分には、薄い桃色の糸で少し小さく花が刺繍してあった。
貴女「ありがとう!!欲しかったんだ、手袋!!」ﾆｺｯ
サボ「うん、知ってた。前に言ってたから」
貴女「…え、もしかして、欲しいって言ってたから…？」
サボ「…まァな///」
サボは目を反らして頬をかき、少し照れくさそうにした。
貴女「あ、もしかしてこの花って…桜、だよね？」
ｺｸｯ
サボ「今年も一緒に桜見ような！」
貴女「……!!うん!!ずーっと、毎年一緒に桜見ようね!!」
サボ「……!!!それって…」
貴女「」ﾆｶｯ
一生、サボの隣で……こうして過ごしたいと願う私は………
欲張りなのかな…
.
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シルネ(プロフ) - 灯菜さん» そうですか？それはよかったです！わざわざありがとうございます。直しておきました!! (2018年11月10日 17時) (
レス) id: f9b43e219e (このIDを非表示/違反報告)
灯菜(プロフ) - すごい面白いです。戦闘シーンあんなにわかりやすいの初めてです！あと、シリーズ2の35話のサボのセリフの1つの主人公の名前になる所が名前になっています！お節介だったらごめんなさい！ (2018年11月10日 16時) (レス) id: 061c5900dd (このIDを非表示/違反報告)
シルネ(プロフ) - crownさん» そうですか!?そう言ってもらえて光栄です( 〃▽〃)絡み、できるだけ増やしたいですね〜やっぱり！大人になったストーリーも、できるだけ早く書けるように頑張りたいです!! (2018年3月26日 19時) (レス) id: f9b43e219e (このIDを非表示/違反報告)
crown(プロフ) - サボとの主人公ちゃんの絡みが可愛くて大好きです！毎度更新を楽しみにしております！サボと主人公ちゃんが大人になった時の話がもう楽しみで仕方ありません… (2018年3月26日 16時) (レス) id: 1b44e93abb (このIDを非表示/違反報告)
シルネ(プロフ) - 部久さん» ありがとうございます!!メッチャ嬉しいです(*＞∇＜)ﾉはい、占ツク見てるとやはりミズミズの実は結構ありますねw (2018年3月23日 10時) (レス) id: f9b43e219e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シルネ | 作成日時：2018年3月12日 17時
