No.38 ページ46
Aside
遅いな〜〜サボ…
って言っても、まだ10分程度なんだろうけど…
それが、とても長く感じてしまう…
貴女「サボ…早く戻ってこないかな…」
サボ「待たせて悪ィな」
貴女「サ…サボ!!い…今の聞いてた!?」ｶｱｯ…
サボ「ん？いや？」
サボは不思議そうに顔を傾げた。
貴女「ううん、ごめん。何でもない」ほっ…
よかったァ〜〜…聞かれてたら恥ずかしくて倒れるところだったァ〜〜……
サボside
貴女「ううん、ごめん。何でもない」ほっ…
A…ごめん。安心してるとこ悪いんだけど…
聞いてた。←
よし、目的のモンはあったし…
Aが寂しがってるかもしれないし、早く戻るか。
…あいつに限ってそれはないか。←
なんて考えながら歩いてると、Aの姿が見えた。
壁にもたれかかってつまらなそうにしている。
サボ「お──…」
貴女「サボ…早く戻ってこないかな…」
目を伏せて、寂しそうに呟いたAに、胸がドキッとして嬉しくなり、つい立ち止まってしまう。
サボ「待たせて悪ィな」
貴女「サ…サボ!!い…今の聞いてた!?」ｶｱｯ…
Aの顔は、みるみる赤く染まっていった。
そこで聞いてたって本当のことを言って少し意地悪してみたい気持ちもあったが、やめておいた。
───
─
不良「今日は二人か」ﾆﾔﾆﾔ
端町を通る際、不良共に囲まれた。
貴女「サボ…どうする？武器が…」
サボ「お前はなくても大丈夫だろ？おれのことも気にすんな、前だけ見てろ」
貴女「ん……分かった」
不良「ごちゃごちゃ言ってんじゃねェ!!」
おれ達は背中合わせで立ち、目の前の敵に集中した。
───
─
ﾊﾞｯ
おれと戦ってた奴が急に、背中を向けて正面の敵に集中していたAに襲いかかろうとした。
Aはそれに気づいたが、他の不良共に囲まれていて、防げそうにない。
のに、防ごうとしていた。
おいおい、無茶はしないでくれよ！
ｶﾞﾝｯ
不良「ふがっ」
おれはその不良の顔面に蹴りを入れ、不良は鼻血を出して倒れた。
ｽﾞﾊﾞﾊﾞｯ
Aも目の前の敵を吹っ飛ばすと、またおれと背中合わせで立った。
貴女「ありがと、助かった」
サボ「前だけ見てろって言っただろ？
おれが───
.
.
おれが一生、お前の背中守り続けるから」
.
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シルネ(プロフ) - 灯菜さん» そうですか？それはよかったです！わざわざありがとうございます。直しておきました!! (2018年11月10日 17時) (
レス) id: f9b43e219e (このIDを非表示/違反報告)
灯菜(プロフ) - すごい面白いです。戦闘シーンあんなにわかりやすいの初めてです！あと、シリーズ2の35話のサボのセリフの1つの主人公の名前になる所が名前になっています！お節介だったらごめんなさい！ (2018年11月10日 16時) (レス) id: 061c5900dd (このIDを非表示/違反報告)
シルネ(プロフ) - crownさん» そうですか!?そう言ってもらえて光栄です( 〃▽〃)絡み、できるだけ増やしたいですね〜やっぱり！大人になったストーリーも、できるだけ早く書けるように頑張りたいです!! (2018年3月26日 19時) (レス) id: f9b43e219e (このIDを非表示/違反報告)
crown(プロフ) - サボとの主人公ちゃんの絡みが可愛くて大好きです！毎度更新を楽しみにしております！サボと主人公ちゃんが大人になった時の話がもう楽しみで仕方ありません… (2018年3月26日 16時) (レス) id: 1b44e93abb (このIDを非表示/違反報告)
シルネ(プロフ) - 部久さん» ありがとうございます!!メッチャ嬉しいです(*＞∇＜)ﾉはい、占ツク見てるとやはりミズミズの実は結構ありますねw (2018年3月23日 10時) (レス) id: f9b43e219e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シルネ | 作成日時：2018年3月12日 17時
