【ONE PIECE】繋がっている絆 (ページ10)

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No.8 ページ10

ぐう～～～…

誰かのお腹が、大きくなった。

私がコルボ山に来て3年、もうすっかり二人とは親友になって、この暮らしにもなれた。

エース「あー……やべぇ……腹へった～…」

貴女・サボ「私／俺もだよ!!」

貴女「せっなく熊とったのに…エースが途中で捨てるからでしょ!?」

エース「なんだよ、じゃあお前、あの大虎どうしろってんだよ!!」

貴女「そりゃーまー…そうだけど…」

エース「でもやっぱり腹は減るよなー…」

サボ「……いつもすぐ喧嘩する二人が止める前におさまった…」

貴女・エース「なんでそう意外そうな顔なんだよ!!」

サボ「ってか、本当に今日ついてないよなー」

貴女「熊とったと思えば大虎に狙われて、熊捨てて命守れたと思えば、それから狩りが全くうまくいかなくて……」

あー……もう……腹減りすぎて餓死しそう…

それでも結局はお腹の足しになるものを探すために、トボトボと歩く。

貴女「あ、フルーツ発見！」

サボ・エース「マジか!?」

発見したフルーツは３つ…
そのうち２つは普通のフルーツ……オレンジなんだけど１つ……形は同じなのに、色は綺麗な水色で、波のような模様が入っているオレンジ(？)が入っていた。

貴女・サボ・エース「………」

エース「これ、なんだよ？」

サボ「腐ってんのか？」

貴女「絶対違うだろ…どうする？」

そして、３人で顔を見合わせる。

サボ「……あれ、絶対食わない方がいいぞ」

貴女「でも、オレンジは２つしかないし…」

エース「んじゃA食えよ」

貴女「…………」

エース「…え、おい待て。マジで食う気じゃないだろうな？」

貴女「え？そうだけど？」

サボ「いやいや、やめろよ!!絶対腹壊すぞ!!毒入ってるかもしんねェし!!」

貴女「だって、なんか食べないと倒れるし……ま、いいじゃん」

ﾑｼｬｯ

私は、オレンジの形をした水色で波の模様が入った物にかぶりついた。

貴女「…………」

サボ・エース「…………」

…これ……

貴女「………まっず!!!」

サボ・エース「だろうな!!吐け!!」

ヤバいヤバいヤバい!!まずい!!!!吐き出しそう……でも、吐くわけには…

貴女「んんん!!」

エース「吐けよ!!あぶねェよ!!」

サボ「その方が身のためだ!!」

うぅ～……

ﾊﾞｯ

私は残りを捨て、走って川のもとまで行き、ほぼ込み上げてきていたものを水で無理矢理流し込んだ。

サボ・エース「おい!!」