【ONE PIECE】繋がっている絆 (ページ9)

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No.7 ページ9

……だからか、だからあなたはそんなにも……

悲しそうなんだ…

“自分はこの世界に必要ない”……そう思ってるから……

貴女「…あのさ、私、本当に思うよ。失っていい命なんて、あるはすがないって……たとえ、大悪党の子供だとしても」

エース「……!!」

貴女「私、よくは知らないけどさ…子供には……罪なんてないんじゃない？」ﾆｺｯ

…そう、生まれてくる子供にまで…罪なんて、あるわけがない……

生まれてきただけで殺される……そんなの、おかしいと思う。

貴女「だから、今も尚、もちろんエースと友達になりたいって思ってるよっ!!」ﾆｺｯ

エース「…!!!……そっか…」

そう呟いたエースの声……表情は見えないから勘違いかもしれないけど、少し嬉しそうに思えた。

ふふっ……勘違いじゃなかったらいいな…

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──

うん、今日も完璧!!

貴女「あ、おはよう！もう朝食出来たから運んでもらえる～？」

山賊の皆が起きてきて、皆に頼む。その中に、ダダンがいて、私のものに歩いてきた。

ダダン「A……昨日は悪かったよ…」

貴女「あ、ううん……ダダンの心に届いたらいいなっ！なーんて」ﾍﾟﾛｯ

舌を出して、おどけて見せる。

そしていつも通りの朝食。

その後は、今日は昨日のおかげでエースの行き先が分かってるため洗い物を済ませ、いつもより遅めに外に出た。すると……

エース「遅い」

腕を組んで木にもたれかかっているエースがいた。

相変わらず私のことは睨んでいるけど……いつもより、感じが柔らかい。
遅かったために不機嫌、という感じだけだ。

貴女「…待ってて、くれたの？」

エース「………まあな……サボのとこ、行くんだろ？」

貴女「……もちろん!!私もこれから毎日行くよ!!エースと一緒に!!!」ﾆｶｯ

嬉しい…!!エースと仲良く…なれたんだよね…!?

やったあぁぁあぁ!!!

エース「サボー!!」

貴女「サボ～！私も来たよ～!!」

サボ「え、あれ？A？エースと一緒に来たのか？昨日のうちに仲良くなったのか？」

貴女「えへへ」

サボ「よかったな!!」

貴女「うん!!サボも仲良くしてね!!」

サボ「おう!!」ﾆｯ

ﾄﾞｷﾝｯ

エースと仲良くなれたその日……なぜか、サボの笑顔に、心臓が大きく跳ねたのだった。