【ONE PIECE】繋がっている絆 (ページ29)

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No.27 ページ29

貴女「ん………」

？「起きたか!?」

誰かの声がする……これは…

貴女「エース…？」

そう言うと、二人はほっとした顔になった。

エース「よかった……もし、Aが目ぇ覚まさなかったらどうしようかと…」

貴女「エースらしくないね」

サボ「もう、動けるか？」

体を動かそうとする。

貴女「………いや、上半身は動くけど、下半身が動かない」

頭も首も、肩も腕も、腰も動くのに…それより下は、麻痺したように動かなかった。

エース「……わりぃ……電気、お前の体に流した…」

貴女「……うん……」

サボ「本当に、ごめん!!」ｶﾞﾊﾞｯ

サボは土下座してきた。

サボ「電気なら…水に効くと思って……でも、スタンガンとかよく分かんねぇし、Aに電気流したらどうなるかなんて……考えて、なかった……ごめん」

エース「悪かった…」

二人とも、頭を下げてくれた。

貴女「………許さない…」

サボ・エース「っ…」

貴女「……なんてね、許すよ、大丈夫。二人とも、私になんも効かなくって焦ったんだよね？水は、電気物凄く通すしな」

サボ・エース「……悪い…」

もう、一生下半身が動かなくなると考えると怖いけど…二人とも、本気で反省しててくれるし…悪気も、なかったんだから。

…そう思う私は、甘いのかな。

サボ「……麻痺、治るのかな…」

貴女「…分かんない。明日にでも治るかもしれないし…何ヵ月も何年もかかるかもしれないし……最悪、一生治らないとか」

サボ・エース「!!………」

貴女「ごめんごめん、冗談」

クスクスと笑いながらそう言うも…二人はうつ向いたまま戻らない。

貴女「………」

エース「…よし」

貴女「え？どうした？」

サボ「町に行こう!!」

貴女「え、町!?ゴア!?」

サボ「いや、そこはおれら完全に顔覚えられてて診てなんかくれないさ」

貴女「じゃあ…」

どこに…？まさか…

エース「お前のよく行ってるとこ、フーシャ村だ！」

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