【ONE PIECE】繋がっている絆 (ページ27)

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No.25 ページ27

Aside

？「…い………きろ……A……」

誰……？私の名前…呼んでるの…聞き覚えのある声…

？「A……朝…ぞ………起きろ!!」

さっきとは、別の聞き覚えのある声がした。

貴女「んぅ……」

私は寝返りを打つ。

？「おい起きろよ!!朝だぞ!!いつまで寝てんだ!!」

？「おいてかれるぞー」

前者の声は毎朝聞く。毎朝その声に起こされるから…

後者の声は……こんな朝から聞いたことはない。

そこまで考えるも、頭はぼーっとして、働いてはくれなかった。

？「いつまで寝てんだよ？いつもこうなのか？」

？「あぁ、最初の方は早起きだったんだが…いつの間にか、どんどん起きるの遅くなって…最近じゃ、全く起きねぇ」

ぼーっとしてはいるものの、眠気はあり、目は閉じているものの、声は聞こえてくる。
…と、また完全に寝る寸前。

ﾌﾞﾝｯ

ｶﾞﾊﾞｯ

何かを降り下ろした気配がして、私は瞬時に起き上がり避けた。

エース「よぉ、おはよ」

貴女「おはよ…じゃなくて!!その起こし方やめてよ！寝てると、自分が水なの忘れて避けちゃうんだよ！」

エース「そうしねぇと起きねぇしな」

サボ「毎日エースも苦労してんだな」

貴女「あ、サボもおはよー…………って、ん？なんでサボが？」

サボ「お前は寝てたから知らねぇかもしんねぇけどな、昨日嵐だったんだよ、で、ここに避難してた

けど、Aも起きたことだし、一足先に中間の森に行ってるなー」

貴女／エース「分かったー／おー」

と、サボが窓から出ていったその時。

ﾊﾞﾝｯ

ダダン「いつまで寝てんだァ!!Aはさっさと朝飯作りやがれ!!エースはここの修繕手伝いな!!」

貴女・エース「………」

私達は、顔を見合わせる。

ここ、ボロいもんね。

エース「やーなこった」

貴女「朝飯は作るよ」

そうして朝食作って、食べて…中間の森へ向かった。

…その日くらいからだ。

二人がなにやらこそこそと町に行っては帰ってくるのは。

…いや、金を盗ってるだけなのかもしれないけど……

明らかにこそこそしてて、私に何か隠してる。

───
─

そして、そんな日が続いていたある日。

エース「よっしゃ、勝負だAーーー!!」

貴女「なんか、ヤケに気合い入ってるね、いつも以上に」

エース「いいモン手にいれたからな！」

…いいモン…？

それが何かは分からなかったが……確実に、私に何か攻撃を加えることのできるものだということは…分かった。