【ONE PIECE】繋がっている絆 (ページ18)

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No.16 ページ18

もう……ダメだ……

貴女・ルフィ「ああぁあぁぁあああ!!!」

思わず私は…目をつぶった。

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.

…が、食べられるということはなく…溺れ、海に沈むということもなく……

感じたのは、誰かに抱き抱えられている感覚だった。

目を開けると、特徴的な赤髪が目に入る。

ルフィ「うっ…シャンクス…」

貴女「シャンクス…！」

そしてもう一度、近海の主はこっちへ向かってくる。

ﾄﾞｸﾝｯ

だが、急にピタリと止まる。

シャ「……失せろ…!!」

ﾊﾞｼｬｱｧｧﾝ…

近海の主は、そのまま戻っていった。

シャ「恩にきるよルフィ…マキノさんから全部聞いたぞ…！おれたちのために戦ってくれてたんだな…」

そう……だったんだ……

ルフィ「うっうっ…」

貴女「くっ……シャンクス…」

シャ「おい泣くな、ルフィは男だろ。Aもいつもなら絶対泣かないだろ？」

ルフィ「…だってよ…!!ジャングズ…!!」

貴女・ルフィ「腕が…!!」

シャンクスの左腕は…なくなっていた。

シャ「安いもんだ、腕の一本くらい…

無事でよかった…」

ルフィ「ううぅ…う…うわああああぁぁぁぁぁ…!!!」

貴女「くぅ……!!」

久しぶりに…私も泣いた。

絶対に、昔から絶対に人前では泣かなかったのに……

シャンクスが助けてくれなければ…死んでいた!!私も…ルフィも!!

私も…もっと強く、強く…なりたい!!

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マキノ「…にしても、おかしな話よね」

貴女・ルフィ「何が？」

マキノ「だって…あれだけ泳ぎが得意だったAが……溺れるなんて」

シャ「たしかになぁ…悪魔の実を食ってるわけでも…」

ルフィ「そういやーさ、山賊に切りつけられた時、体が水みたいになってたよな!!」

貴女「あぁ…そうだったね、なんなんだろ、あれ…」

そこまで言うと、シャンクス達海賊の皆は、そろって顔を見合わせていた。

シャ「お…おいお前…変な模様の入ったフルーツ、食ったわけじゃねぇよな…？」

私はこの前、食うものがなくて、変なフルーツの様なものを食べたのを思い出した。

貴女「あ、食った食った、オレンジみたいで水色の、波みたいな模様が入ったやつ」

それを聞くと、またもや皆は顔を見合わせ、その内の一人がどこかへ行ってしまった。