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「お疲れ様ですー。いやぁグルさんが魔王の中の魔王でマジ魔王やったわ」
疑問符を浮かべた私を他所に、部屋を区切っていた白いカーテンが揺れ、あのとき魔王の横から散々魔法陣で攻撃してきた男が出てきて悲鳴を上げそうになった。
打って変わってなんとも穏やかな雰囲気を纏い、男は警戒する私を覗くように腰を落とした。
「どうもー魔王軍で書記長やっとりますトントン言いますー」
「･･････っ、」
「聞こえへんのかなぁ？必要最低限の挨拶ぐらい返せや人間 いてこますぞ」
「痛たたたたた！！！」
突然の鷲掴み！？とてつもない力で頭を締め付けられ結局悲鳴を上げる羽目になった。
怪我人なのに容赦なく締め付けられ、怖くて声が出なかったと必死に弁明を繰り返す。
「もう一回言うな？魔王軍で書記長やっとりますトントンでーす！ こんにちはー 」
「っこ、こんにちは･･･にんげん、やってますAです、」
「はっ人間兼グルさんの下僕やろ？」
なんだコイツ！いま鼻で笑ったぞ！
「ふふっ、トン氏あまりAをイジめるな。怪我が治ったら城を案内してやる。それまでいい子にしてるんだぞ」
「･･････」
「学習せんな 返事せぇや」
「痛い痛い痛い痛い！分かったわかりました！」
握力何キロだよ！頭取れるわ！
そろそろ私の状態がさっきより悪化してることについて疑問に思えよ。ここ治療室じゃないの？拷問部屋か？
思いだしてさっき派手に噛まれた箇所を舌で辿る。じわりと鉄の味が広がり、心臓に連動してズキズキと痛むのに辟易した。
「ええなぁ」
「へ･･･っ！？」
「あっおいトントン！」
グイッと顎を掴まれた。
非難するグルッペンが視界から消え、ついでに書記長も消えた。と思った。
唇に当たる生暖かさとほぼ同時に押し寄せた痛みと熱が奪われ冷えていく感覚。何度か与えられるその感触に呆然としていると、消えたと思っていた書記長が近過ぎていたのだと知った。
「うっま！なんやこれ。アカン、これは癖になるやつですわ」
「おい勝手に手ぇ出してんじゃねーよ」
「何言ってますの。グルさんとコイツの契約に独占権は明記されてないやろ。まぁされてても俺らは勝手に吸うけどな」
「〜〜〜っ、」
また、
ま た 口 を 舐 め ら れ た ！
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あまぎ(プロフ) - しおりんさん» gﾙさんの瞳の色が青や赤に変わるのに疑問を持ったセリフです！久しぶりに読み返しましたが描写の印象が薄くて分かりにくいですね…せめて分かりやすいセリフに変更しとこうと思います。また何か疑問があればコメントくださる嬉しいです！ありがとうございましたー！ (2020年9月9日 3時) (
レス) id: 975a9486c5 (このIDを非表示/違反報告)
しおりん(プロフ) - １１の『あ、れ？瞳の色が、』ってどういう意味ですか？ (2020年9月9日 0時) (レス) id: 527cd6ca75 (このIDを非表示/違反報告)
ろん(プロフ) - う、うわあああ、、、、！！！ そ、そんなに言ってい頂けるなんて、、、、！！！これからもあまぎさんの書かれるお話を楽しみにしております。 (2019年12月11日 10時) (レス) id: e80195a521 (このIDを非表示/違反報告)
あまぎ(プロフ) - ろんさん» 拝見した瞬間「え、うま…」とリアルで言いました。可愛っ！素朴で芯が通ってる雰囲気に清廉された可愛らしさがあり大変ﾖﾛｼｵｽ!!!!!!!いいもの見せて頂きました。夢主ちゃんにはこれからも魔王軍に苦労して頂きます…頑張ろうな。イラストありがとうございました！ (2019年12月11日 7時) (レス) id: 975a9486c5 (このIDを非表示/違反報告)
ろん(プロフ) - こんな感じで描いてみました。http://uranai.nosv.org/img/user/data/5/cye/5cee1e2d27d68efd0990e96722f9c62a.png (2019年12月10日 15時) (レス) id: e80195a521 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あまぎ x他1人 | 作成日時：2019年11月3日 20時
