ホーセズネック 2

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隆二side







「隆二、さん」









耳元で声が聞こえて目を覚ます









昨日自分ちに連れて帰って舞ちゃんをベットに寝かせてから俺はソファーで寝た









この状況に驚いた顔をしている舞ちゃんに昨日のことを説明した

もちろん、何にもしてないってことも









「ほんっとうに、ごめんなさい」









「いいよ、ピアスのお礼」









「あのピアス、隆二さんのだったんですね…」









「うんそう。でさ、





連絡、なんで出てくれないの？」









少し、一瞬だけど目が泳いだのがわかった。









「え、っと、あの、」









「うん」









「…携帯、水没しちゃって」








多分、嘘なんだろうけど深くは聞かなかった









なんだか嫌な予感がしたから









「そ、まぁいいや



送ってくよ家まで」









「…大丈夫、送らなくていい、」






え、俺凄く拒否られてるの？笑









「じゃあさ、また連絡してよ」









そう言ってカバンの中から名刺を取り出す









これを渡すのは二度目。









「…また連絡します」

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