狼 ページ43
em side
あの後しんぺいさんがすぐにやってきてみんな医務室からおい出された
os「あーぁ…まだ来たばっかやのに」
ht「まぁ、、テトが大丈夫そうだったから良いんじゃない」
os「ん〜…今度お茶会誘ってみよかな…」
em「いいですね」
pkt「この国の人ほんと仲良いね」
他国の上層部と比べれば仲は何処よりも良いと思いますが…
それもグルッペンさんのおかげですね…
pkt「…」
「夢は見ては消える、長きに渡ればそれはいつか友となるだろう」
em「え？」
os「ぴくとさん？」
pkt「？」
「え……なんすか…？」
オスマンさんにも聞こえたみたいだ…
確かにぴくとさんの声だったけど、口調が違うし声のハリも普段のぴくとさんからは考えられない
os side
…ぴくとさんの心も読めない
となるとぴくとさんも術師なんだろうか
ﾋﾟﾋﾟｯ
os〈「どうしたん？」〉
tn〈「ぴくとさんのお迎えが来たんよ」〉
pkt「速いｯ」
tn〈「執事さん怒ってんで」〉
pkt「あー…」
os〈「分かった今すぐ連れて行くめぅ」〉
結局今回も分からんかった
見てはすぐに消える
確かに寝て起きら夢の内容なんか覚えてへんな…
ふと胸ポケットに入れていたペンが目に入る
友…ね、、
pkt「まだ帰りたくないﾃﾞｽ」
執事「駄目です」
pkt「D国の皆さんありがとうございました〜」
執事「ご迷惑をおかけしました」
pkt「もーさぁ…なんで書類なんかあるの？」
執事「簡単なのは終わらせたんではよ重要書類物終わらせて下さい」
pkt「ﾊｧｲ」
gr「どしたんだオスマン先生」
os「ん？」
gr「何か考え事か？」
os「…なぁグルッペン……あんたには何が見えとるん？」
gr「…分からんわそんなもん」
gr「ただ…」
os「ただ？」
gr「…此処から先を作って行くのがお前達だ」
そう言い口角を上げるグルッペン
つい最近行われた会議での資料を思い出す
テト・ヴォルフ…A……A・スカイ
Aの名は何者かによって消されていた
初めっから居なかったかのように
産みの母親は暗殺者に殺されとる
確か…そう、この国が出来る前やなかったか？
母親
リリー・スカイ
父親
イスト・スカイ
幼少期にはもう死亡届は提出されており、育ちは不明
グルッペンとの出会いも不明やわ…
…そういやどうして出会ったんや？
os「なぁ、どうやってグルッペンはテトと出会ったん？」
gr「ム？それは」
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