狼に嘘はつけない【d!】【^ら^】 (ページ36)

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狼ページ36

sha side

《城下町》

sha「なんか欲しいもんとかある？」

『えっと…特には…』
『あの…この格好は……』

ut 「身の安全を守る為に必要なんやで〜」

『分かりました』

今のAにはザ・町娘っぽい格好をさせとる

いつもの格好やと攫われたりしそうやし

髪の毛もかつらで隠しとるんやけどあのAのシャンとしたオーラはあんまり隠しきれてない

sha「もうすぐ昼飯のじかんやし…あ！そこの飯屋行こうや」
「大先生の財布で」

ut 「はぁ！？まぁええねんけど…」

うっしゃただ飯やいっぱい食ったろ

sha「此処の飯めっちゃ美味いねん」

『わぁ…』

ut 「アレルギーとか食べられへんものとかあったりする？」

『いえ、特には…』

ut 「ん〜じゃぁ……シャオロン、店員さん呼んでや」

sha「すいませーん」

「はーい」

ut 「曼荼羅ー麺2つと…」

sha「俺オムライス〜」

「承知いたしました」

「お待たせしました〜」

運ばれてきたラーメンを取り皿に分けて冷まし、Aの前に置く

sha「よっしゃ頂きます」

ut 「頂きま〜す」

『い、頂きます』

sha「大先生の真似して食ってみ」

ut 「ラーメンってこうやって啜るんよ」

大先生が一口食べるのを見て、真似して食べ出す

『美味しい…！』

偶に啜り切れないのか噛み切って食べてるけど美味しそうに食べている

良かったわぁ

ut 「火傷せぇへんように気をつけぇや」

『はい』

…こんなニッコニコ笑顔出来るんやな