狼に嘘はつけない【d!】【^ら^】 (ページ35)

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狼ページ35

pkt side

はいどうもぴくとです

今現在トントンさんにニコニコで説教されてる気がします

tn 「来る時はちゃんと連絡して下さい」ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ

gr 「トン氏…ｺﾜｲﾝﾀﾞｿﾞ」

pkt 「はーいすいませんでしたぁ〜」

ut 「(思ってへん奴やん…)」

そんなこんなで朝食終わりって
此処30分くらいの説教もどきをされ終わった

そんで今現在総統室でグルッペンさんと2人になりました

《総統室》

gr 「1人で来たって事は…」

pkt 「そうですあの話をしに来ました」

あの話

昨日急ぎで届いた手紙には隊員に国を納めさせたいとの事だった

あれだ、あの〜〜…らっだぁ…だった気がする

pkt 「それで…いつ頃とか言ってました？」

gr 「いや、特には言ってないな」

pkt 「そっかぁ…」

まぁまだこれは僕らだけの話だからいつでも良いんだけど

…ていうか今回Aが薬品関係で失敗するとか初めてじゃね？

gr 「これはクラレ先生に聞いたんだがな、
どうやら彼らが作ろうとしていたのは暗視のポーションらしいんだが…
前回作った薬品が装置の中に残ってたらしく、それが混ざって得体の知れん物が出来上がったらしい」

pkt 「やばすぎ…」

gr 「その装置の中に入っていた奴が厄介な物でな…」

pkt 「まぁ…あの姿見たら察しますよ…」

Aは研究記録を隠し持ってる

どうでも良い奴とかは壁に貼ったり放ったらかしたりしてるらしいけど

実際どれも上物だ

という事はそれを上回る…人に作り方を知られてはいけない物の記録達

その記録はAしか場所を知らない

情報屋をしてる僕でも知らない

偶に聞かれるよ？

聞かれた時は“狼しか知らない”っていうだけそれだけだ

裏では
D国テト・ヴォルフと科学者クラレ・フォルン
が手掛かりを持ってるとされてる

今回狙われたのはそれだろうな…

gr 「一体何と何をどんな混ぜ方したら出来るんや？」

pkt 「僕にも分かりませんよ…」

そういえば…

pkt 「もしかしたらこの技術も…スカイ家の当主…」

gr 「あぁ、“イスト・スカイ”もこの様な事をしていたのかもな」

幼い頃からずっと実験台…邪魔者の様に扱われてきたA

でも彼女は人の言動をよく見ている

Aがまだグルッペンさんに会う前に一度だけ会う機会があった

あの時は術は使えなくともそこら辺の兵隊を圧倒させるくらいの剣術はもう身についてた

イストの実験内容を覚えていたとしても彼女ならおかしくは無い