狼に嘘はつけない【d!】【^ら^】 (ページ17)

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狼ページ17

《総統室》

『はいんぞ〜』

gr 「もう来たのか、、ちょっと待ってろ」

部屋に入るとグルッペンが紅茶を入れていた

一方に角砂糖をダバダバ入れてるから多分あっちが彼奴のだろう

gr 「“羊”から仕事が来てんぞ、狼」

『お！！マジ！』

入ってすぐのソファーに座ると手紙と紅茶を持ってグルッペンが正面に座った

今夜は…I国の貴族か、確か此処は警備がだるいんだよなぁ
殺りがいがありそうだな

『話はこれだけじゃないんやろ？グルッペン』

gr 「そうだな…」ｽﾞｽﾞｽｯ

ｶﾁｬﾘ

gr 「宣戦布告のタイミング、決めたんか？」

『あぁ、……それも兼ねて俺も話を持って来た』

『_____________________________________思っている』

以前羊に貰った手紙を見せる

一年前に貰った手紙

ぴくとが1人で書類をするのにも限界があるとのことで

俺に一つ国をくれた

割とデカくて資源もそこそこいいし

俺が今そこの正体不明の総統であり国王でありと…
とある人らが色々やってくれてるんだがな、

gr 「…成程なぁ……」
「お前の隊員の意見は？」

『そこはまだだな、、この後聞いてみようとでも思ってたとこだ』
『いつまでも総統サマが分からんと国民も思う事あるやろうしな』

仕事帰りに訓練所にスケジュール置いたりしてて

兵達も不思議に思っとるやろうなw

gr 「“お前のとこの隊員”がその国のトップになったと同時に、、お前はどうするつもりなんや？」

『そうだな、、自然の中で自由に過ごす』

gr 「……」ﾑｯ

『なんだその物申したそうな顔は……』

gr 「…また俺から離れていくのか…」

『………』

『まだ変わってなかったんか…』

gr 「当たり前やん」

もう冷めてると思ってたんだがな

『俺とお前はもう許嫁ではないだろ』

グルッペンが嫌いっていうわけではない

嫌いって言ったら嘘になる

gr 「俺はずっと我慢してたぞ？」

グルッペンが俺の顔を手で挟み額を合わせてくる

此奴顔が良くて他の令嬢からも評価高くてモテるのに

分かっとった

今の言葉も嘘じゃない

ずっと前から

お前の言葉はいつも真っ直ぐで信頼してくれとって

…他にも言いたいことは沢山あるけど

ｸﾞｲｯ

ﾁｭｯ

gr 「ｯ！？」

『ﾌｯ…w』ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ

gr 「…何笑ってんだ」ﾑｽｯ

『ちょ、、、今顔見らんとってくれ…』

顔が熱い…

なんやこれ…

gr 「ム？らしくないな」ﾆﾔﾆﾔ

『黙れ』ﾌｲｯ