幕開け ページ8
ut side
gr 「行ってくる」
tn 「なんかあったらすぐ逃げてや」
『大丈夫です』
zm 「はよ帰ってきてやぁ」
『はい、ちゃんと帰ってきますから』
緊張するわぁ…
今回のこのパーティーは毎年恒例でやりよるんやけど
開催される国がいつも違う
そして
いつもと明らか行くメンツが違う
ut 「なぁグルちゃん」
gr 「どうしたんだ？」
ut 「何でこのメンツなん？」
gr 「…すぐ分かる」
そう言い馬車に乗り出した
馬車は2台で前の馬車は俺ら、チーノとテトとアリー
後方にグルちゃん達が乗り込んどる
chi 「そのドレス綺麗ですね〜！」
『ありがとう、チーノ』
テトはいつものボロボロの戦闘服やなくて
女性用のスーツにシルバーのネックレス
清潔感あるネイルをしとって
あの雰囲気が嘘みたいに消えとる
ut 「アリーってそのスーツぴくとさんから貰ったん？」
アリー「そうだよ こんな高い物払える金持ってる訳ないですよ」
経費ですよ経費、と言って笑う
胸元についとる羊の紋はぴくとさんがよく着てる物についてる奴やからすぐわかったわ
chi 「たかそ…」
アリー「まぁ…うちの国でTOP3に入るハイブランド物やし、後から売れる」
『あ、売るんだ…w』
…やっぱりアリーの心は覗けへん
でも…でも分かるのは…
アリー「どうしたんですか？」
『さぁ？』
ut 「似とる…」ﾎﾞｿｯ
chi 「なんか言いました？」
ut 「いんや…なんも無いで」
そのまま馬車で揺さぶられる事2時間
os 「腰痛ぁ…」
gr 「長かった…」
chi 「でっか……」
アリー「水飲めますかね…」
ht 「毒が入ってないかよく確認してね」
アリー「気を緩める隙が…」
会場へ入る
視線が此方に集まる
あかん…人が多い
でも、聞こえてくる言葉でそんな酔いもすぐに覚めた
ut 「ｯ…グルッペン様」
gr 「…」
そのまま進む皆
os 「ｯ…」
ht 「大丈夫ですか？オスマン様」
os 「あぁ…大丈夫です」
まんちゃんは気づいたようだ
挨拶をして回る
人間…このへらへらの上部裏はやっぱり黒いんやな
殆どが俺らの敵や
その時視界の端でグルッペン達がA国の奴らと話すのがうつった
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 82人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
