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kn side
俺たちはA国を囲んだらしい
インカム越しに入ってくる報告を聞き流しながら周りを観察する
もうすでに風に乗って戦火の匂いがする
レミリア「シッマ…父さん動き出したよ」
入れっぱなしのインカムから言われその様子をダクトから覗く
…ゆっくりと歩き出す親父
様子がおかしい
ﾒｷﾒｷと不自然な音までしてくる
「そこに居るんだろ？」
ｯ
耳が痛くなる
親父が此方を睨んでくる
バレとるな
kn「なんや…バレたわ」
is「死んだんじゃ無いのかコネシマ」
kn「このまま死ねるかよ」
もう今は親父の目を見ても何も思わない
まぁ能力使用し出したら流石に目を逸らすけどな
kn「死ね」
is「それはこっちの台詞だ」
親父の周りに細かい氷の刃を舞わせ氷柱で攻撃準備をする
is「俺にこれは通用せん」
親父の目の色と気迫が変わった
親父の背中から羽が生えた
黒い蝙蝠みたいな羽
皮膚が痺れる
近づけない
手元の光っているあれに触ると間違いなく死ぬ
勘が言ってる
is「じゃあな、、我が息子よ」
お前の息子になりたくはなかったわ
攻撃を避ける
せめてもの時間稼ぎや
今まで会ってきた化け物たちとは違う
何が憑いてるんや
悪魔か？
シャンデリアを壊して親父に当てる
頭から血が出て踠いてるがすぐにその傷口は塞がっていった
is「ｯﾊﾊﾊﾊﾊﾊﾊ…ﾊｧ…」
次々と攻撃が来る
やばい…
ﾄﾞｽｯ
kn「ｯｸﾞｯｯ…」
体に穴が開く感覚がする
身体中が熱くて脳が悲鳴を上げる
痛い…痛い
…もう俺…死ぬんかな
レミリア「シッマｯ！、！！」
is「なんだ…お前もいたのかレミリア」
レミリア「五月蝿い、、五月蝿い五月蝿いｯ…やだ、、やだ、まだ死んじゃだめだよシッマ」
レミリアが霞んで見えてきた
…守れんかった…かな…
ごめんな
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レミリアside
嫌だ
腰につけていた瓶を開けて薬品を傷口にかける
全回復のポーション
間に合って…
まだ死んじゃだめだよ
レミリア「まだ、、幸せになってないでしょ？」
傷口が塞がりだす
シッマは気絶したみたいだ
微かに口で息をしているのが確認できた
レミリア「絶対ぶっ殺す」
is「やってみればいい」
久しぶりに術を発動させる
is「……ﾁｯ」
体の動きと攻撃を制限させて近づく
is「甘いな」
「お待たせ」
耳元で声がした
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