気まぐれなる ページ45
？？side
ﾊｧ
暇やのぉ…
城の中には敵は来ないやん
天使達は雑魚やし…
…ん？
こっちから電力の集まる“匂いがする”…
何やろ…
______________________
rb「」ｶﾀｶﾀｶﾀｶﾀ
ﾎｫ…この人間…雑面をしとる
オレンジの袴…
…天……か、懐かしい
俺も“呪”の文字になる前までは天やったなぁ…
…ふーーん
「興味深い…」ﾆﾔｯ
此奴と俺、、、何か近い気がする
身長も近いし…
俺の目とは少し違う鮮やかなピンクの瞳で画面を見つめている
その足元に転がるダンベル
「暫く此奴と居るか」
暇やしええやろ
rb「」(…部屋の温度下がったか？)ｶﾀｶﾀ
俺はデスクの上にそっと
元からそこにあったかのように
猿の偶像を置いた
_________________________________
rb side
rb「目ぇ疲れて来たな…」
各隊からの報告も問題はなさそうなので城のセキュリティの強化をしている
ずっと画面見とったから目がしばしばして来た
rb「…ん？…なんか変？」
何や…なんか机の上に異変を感じるんやけど…
ん？
rb「ｯわ！？な、、何やこれ、？」
置物？俺こんなん買った記憶無いんやけど？？
…侵入者に置かれた？
それは無い…こんなことする理由がわからへん
カメラや盗聴器は付いてない
穴もない…ずっしりと重い
土製やから焼いて出来とる質
…えぇ…
rb「な、何ほんとこれ…」
気づかんかった
ぇこわ…悪戯か？
…金属探知機も反応せん
rb「…」
…爆破したりするかもしれんから取り敢えず金庫に入れとくか…
rb「ぁ、ロード終わったわ」
仕事に集中しよう
rb「エミさん___________」
_________________________________
？？side
あーあーあーあー…
金庫に入れちゃったんかぁ
意外と警戒心強いんやね
「いいね、、やっぱそうよなぁ」
此奴とやったら契約していいかもな
「宜しくなぁ…ロボロ」
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