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Aside
俺も地図を広げる
らっだぁ、ぴくとも既に動き出してそろそろ準備が整う頃だ
…ふむ…
ｽｯ
“J国から兵が200師団…戦闘用意完了…”
悪魔さんサイドも傍観して楽しんでるんだろうか、、
綺麗な赤い文字が浮かぶ
その文字は浮かび上がると地図に進行経路を浮かばせた
行き先は…A国のすぐ隣、F国
『アベル、カイン…
2人でJ国潰せ』
「お？やっと出番か？」
『あぁーーー…潰すって言い方が悪かった
我々に敵意のある国王とその部下、、兵らを殺せ住民達は殺すな』
「分かりました」
『2人で十分だと思ってな…頼んだぞ？』
「「はい/りょーかい」」
グルッペンからは許可はもらっている特殊隊の“条件付き”自由行動
条件はある程度の補助
そして今回の目的を必ず成功させ、
rs「排除が終わってきましたよA様？」
『あぁ、、今の所はまだ…ことが進むまで様子見だ』
rs「畏まりました」
『引き続きこの国周辺の徘徊、、セキュリティの方は君達に任せた』
rs「了解」
…悪魔達も有能だな
必然的にこの国を中心に天使達も襲撃して来る
襲撃して来るのは特殊部隊訓練所とみた
あそこは悪魔もそれ以外も居る
あの場があるからあいつらは来るんだ
…イスト・スカイは不動
…あの場から魔力の匂いが強くなってきている
あいつも準備中なんだろう
実の母親を食い殺したあの日
あの日から続く…言うのも憎たらしい親子喧嘩
俺は彼奴を殺す
彼奴は俺を殺す
…全員総出で他国を潰すのも良いんだが、グルッペンはその様子を見て楽しいだろうか？
状況的には面白いだろうが面白い戦争ではないだろ…知らんけど
イスト邸には風狼を配置
何かあったら知らせが入る
…待ってるのが億劫だ
早く彼奴を殺したい
早く終止符を、、終わりを見たい
『全隊員…
邪魔者の排除をする準備をせよ』
気配が重くなる
空と同時に空間を移動していく気配
どんどん空を進み行く
俺が居るのはいつもの訓練所の中心地
湖
この国で知る人の限られた場所
俺も偶に様子を見に来るくらいの場所
水面に映る影
その影が揺れて湖の水が沸々と音を立て出す
視界が急に白くなり身体を揺さぶる音に包まれる
雨と…静寂に包まれた空間を歩く
柔らかい風が過ぎる
さて、戦争の時間だ
空を蹴って敵陣に足を運んだ
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