残り二ヶ月 ページ29
あれから一ヶ月たち、訓練も生存時間が伸び出した
ということは
『今日から我が隊の奴らを入れ替える』
朝食を口に突っ込みながら話す
sha「…まじで言ってんの？」
zm 「えぇ……」
レミリア「私あの訓練で出会った奴らの攻略法覚えたのに」
違う
『お前たちに身につけてほしい力は攻略法なんかじゃ無い』
kn 「…勘…感覚か」
『その通りだコネシマ』
kn 「うぇーい」
shp 「ﾁｯ」
睨んでら
chi 「勘ですか…」
『そう
今回のゲーム
chi 「…能力ですかね」
『その能力の根本と契約している人間が能力者だが
誰がどの能力を所持しているかなんて分かるわけがない
そうだろう？』
急に遠距離から攻撃された
何かを操って罠に嵌めてくるかもしれない
もしかするとその空間すらも罠かもしれない
それを感覚的に察知する
『何のためにこの国にバリアを貼ったと思ってんだ？』
rb 「他の国の情報に繋ぐ前にそのバリアとやらのせいで情報部の仕事進まへんのやけど…」
『情報は情報屋に貰う』
rb 「あんさんがこの前言ってた奴か？」
『あぁ』
zm 「でもそいつ国外の情報をどうやってバリアを抜けて持ってくるん？」
『風狼』
zm 「あ、成程？(？)」
kn 「感覚で覚えさせるなんてこと出来るんけ？」
…ならこうしよう
『分かった、目隠しを用意しよう』
レミリア「…まさか」
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《特殊部隊訓練所》
sha「今日の訓練は？A」
『今回の訓練内容はいつものに加えこれをつけてもらう』
sha「…」
『そして、俺の隊員の入れ替えをしておいたから気を引き締めるように』
sha「」
『目隠しをつけた兵からいつも通り訓練を開始しろ』
訓練兵の絶望の顔がちらほら見える
sha「心臓バックバクやで？、？」
『良かったな』
案の定タイムが一気に縮み全滅した
sha「もう…ほんと…ﾑﾘ」
『泣きながら地面で丸くなってたもんな』
os「めっちゃ怖かったんやな」
em「もう…やってる事めちゃくちゃですよ？？」
「下手すれば貴方の言っている兵たちで国幾つ潰せると思ってるんですか…」
『全部』
em「…そうですよ…」
os「は？」
em「え？」
os「ちょっと待ってどういう事それ」
em「えぇ？？(そっかオスマンさんは資料読んでないんか)」
os「その資料どこ？？」
em「ﾁｮ、心読まんといてｯ？！w」
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