復讐劇ラストショー【d!】【^ら^】 (ページ12)

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神からの贈り物ページ12

Aside

ht 「その当時…まだ母国にいた時で…周りの奴らが皆嫌いだった…

その術を使える様になった日に名付けた時…頭から…鬼って言葉が離れなくて…」

『オニ？って奴と契約したんだろうな』

して、もう1人の術師

『オスマン、お前の読心術は誰かの心を読みたいと強く願った事があるんじゃないか？』

os 「…あるよ……」

os 「…両親の…考える事…祖父母達は何を考えながら俺に鞭打ってくるんやろって…

周りの奴らが見えてる景色…思っとる事が知りたかった時…ある日急に使える様になってん」

『んで、贈り物を授かっているお前ら3人だ』

gr 「ほぅ…」

ut 「俺らもそんな記憶は無いで？」

『そうだな…此処ではお前達の生前の行い次第だな』

chi 「生まれる前って事ですか？」

生前…

私はちゃんと調べ上げる…彼奴と契約するまではそんなもの信じてなかった

『天国も地獄も…魔界もある

そこの内の天国で…お前達は条件を満たした訳だ』

ut 「…」

『生まれる前の子の姿を授かったまま…魂ごと死ぬ事だ』

gr 「…俺は一回死んだ事があると言うのか？」

『あぁ……お前達の魂がその肉体に入る手前で死ぬ

その死んだ魂達の死因で多いのは喰われる事だ

それを防いだりする為に天使が居るんだがな』

chi 「……」

『天使は下界、いわば俺らの住んでる人間界に降りてきて魂の導きをする』

『その理由は魂を守る為と…まだあるが今は必要ない説明だな』

『魂が死んだ時に天使のミスや守れなかった、見つけてあげられなかったとかで死んだ場合、行くべき肉体の場所はその時の魂の顔を見れば分かる

だって姿を授かってるんだからな…でも死んだ魂だ、その状態のままじゃ体には上手く入ってくれん』

『それ以上の力を魂に与える必要がある』

『全責任は神に問われる為、神直々にそいつに合った能力を贈る』

『そして魂の復活、能力持ちの赤子の完成だ』

os 「その話はどう信じたら良いん？」

そうだな…

聞くより見た方が早いか

“呼んだか？俺を”

『“話してくれ”』

ht side

馬車の入り口に寄りかかって話していたAの様子が一変した

『…なんだ？この窮屈な服…はぁ…』

耳が…人の頭から真っ白な狼の耳が生え出した

os 「ぁ…ぇ？」

『俺は人狼…こいつと契約してんの』

そう言い眼帯を乱雑に剥ぎ、顔の半分は覆ってるであろうその傷の目が開く

その目は血の様にドロドロとしている様に見えた