人ならざるモノとの契約 ページ11
Aside
イストは逃げたか…
でもまぁ…また会う
これで化ける必要も無くなった
元きた道を辿り行くとすでに彼奴らは集まっていた
ht 「グルッペン！A！！」
os 「ほんっま！無茶苦茶ばっかりするんやから…」
chi 「疲れた…」
ut 「A…？」
『…はいはい、Aでええよ…もう』
めんどくさいわ
名前はもう変えても仕方ない
元より付けられた名がそれなのだから
『気を抜くなよお前ら、帰るまでが遠足だろ？』
gr 「ハードモードな遠足やな」
os 「ほんで…説明して貰おうか？お二人さん」
あー怒ってんなオスマン
ut 「今日のパーティーって各国のお偉いさんが殆ど集まっとったよな？」
ht 「D国は世界に宣戦布告したって事」
chi 「はぁ？？？」
『…お前達に話があったんだよ』
このメンバーレミリアとコネシマ、ロボロを除く
うちの国の術師と能力者の5名
『術師は…悪魔や天使…人ならざるモノとの契約で術を得る』
os 「…は？」
ht 「…何言ってんの？」
『能力者は…神からの贈り物が人超える能力』
chi 「贈り物…ですか？」
ut 「何の話や…」
『人を越えたお前達に授けられた能…術の真実の話をしたかったんだ』
『宣戦布告については帰って皆に話すとしよう』
os 「…俺そんな物と契約した記憶なんて無いんやけど…」
『それはそうだ…覚えているものの方が滅多に居ない』
ht 「…？…それが悪い事にでもつながんの？」
『そうだな』
『お前達2人は…幼い頃から訓練を受けていた筈だ』
ht 「あんなの訓練じゃ無い」
os 「今じゃ体罰に等しい…苦しかった日々やなぁ」
『そう、そこだ』
『奴らは純粋無垢な子供が…心の奥底で黒い感情を育てて…
人間が勝手に言う訓練という名の地獄の様子…そこからのそいつの野望、野心…希望や夢見た未来…
それぞれに魅入り、
それが…染み込むような暗い悪夢や心地よい夢になった時…
その者への慈悲という名の…無意識に契約をさせ術を与える』
『そして主人となった者の中で一心に過ごし、契約の時が来るまで待ってるんだ』
『契約の間話す奴は滅多に居らん…話そうとしない限りはな』
『そいつの作る人生という名の物語を見てんだ』
『ひとらんは“ 復讐”というワードが結びつき、術は成り立っているだろ？』
ht 「そうだね…」
『そういう因縁が当時のお前の無の領域にあり、、それに魅入られたモノと契約したんじゃないかと俺は思ってたんだが…？』
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