ガーネット (ページ6)

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Aside

次の日の夕方。

《医局にて》

緋山先生がいた。

そういえば私のこと、気にくわないとか？

緋「どこのERから来たの？」

「ここが初めて。」

緋「何でもできるんだね～。

羨ましいわ～。」

「緋山先生も。

よく、行けたね。

私、最初は怖くて動けなかった。」

緋「貴方に言われても、

全然説得力ないわ～。」

『ドンッ！』

緋山先生に椅子ごと倒された。

頭から出血してる。

すると、『カチャｯ』

今「末永先生、大丈夫？」

「今……岡……先生……。」

今「同期を憎む気持ちはわかる。

でも、緋山先生。

やっていいことと悪いことがある。

君は、許されないことをした。

末永先生は、それを許すか。」

緋山先生は、逃げていった。

冴「末永先生！今、ストレッチャー

持ってきます！」

今「お願い。」

「大丈……夫です……。これくら……い。」

冴「大丈夫じゃないでしょ！

バカなこと言わないで！

今、初療室運ぶから！」

《初療室にて》

冴島side

冴「頭部からの出血です。」

みんな『１・２・３！』

黒「何があった。」

今「緋山先生が……医局のいすごと。」

黒「はぁー。バカなことを。

緋山は、どこにいる。」

冴「分かりません。」

白「末永先生…………。」

黒「とにかく、MRI行くぞ。」

今「何も見つかりませんね。」

西「そうだな。

まぁ、１日、２日くらい入院かな。

てか、その同期もバカだね～。」

黒「また、患者を増やしやがって。」

今「三井先生と白石先生が、

緋山先生を探してるので。」

西「よくあることだ。」

黒「今岡、こいつの主治医で頼む。

持病がないから、痛みがなくなれば

明日には退院できるだろう。」

今「今日は、念のためICUに運びます。」

黒「あぁ、よろしく。」

良かった、末永先生。

冴「ICU、確保できました。」

今「運ぶか。」

冴「はい。」