さんじゅー ページ31
《Noside》
「…と、いう訳でして。ちょっと事情変わって、Ｅ組に入るの遅くなりそうです」
烏間［…そうか］
校舎の外れにある、人気のない場所で桐原は烏間に電話をかけていた。
内容は勿論、理事長室でのことだ。
「とりあえず、こちらとしても避けたいことですので。なんとか頑張ってみます」
烏間［あぁ、すまない］
「いいえー。ではまた」
ピッと通話を切り、スマホをしまいながら教室へ向かう。
「…(理事長の言ってた白羽の矢って…まぁ、十中八九Ａ組の誰かだよなぁ。それも、浅野くんになる可能性が高い)」
教室に着くと、Ａ組の面々に囲まれて笑みを浮かべる竹林の姿があった。
浅野はその様子を、口元に笑みを讃えながら見ていた。
…なんとも、含みのある悪い笑顔だったが。
「(…さて、これは参るな)」
桐原は顔に出さずに頭を捻る。
…一応、考えはある。
しかしこの作戦は、竹林本人の行動にかかっている。
彼の考えが、桐原の考えとは違う方へ進んでいるとしたら、この作戦を決行することは不可能。
「…さーて…竹林くんのお手並み拝見といこう」
小さく呟くと、桐原はお祝いムード漂う教室の中心へ歩いていった。
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藍里(プロフ) - まっちゃさん» 喜んでいただけたなら幸いです！なんとか更新頑張りますσ(^_^;) (2018年10月23日 21時) (
レス) id: f300639678 (このIDを非表示/違反報告)
まっちゃ - あははww面白いwww更新頑張ってー！ (2018年10月6日 21時) (レス) id: 398baeef2c (このIDを非表示/違反報告)
藍里(プロフ) - 影菜さん» ありがとうございます！超気まぐれ更新ですが頑張ります！(*`･ω･)ゞ (2018年6月17日 19時) (レス) id: f300639678 (このIDを非表示/違反報告)
影菜(プロフ) - めっちゃ面白いです！更新頑張ってください！ (2018年6月17日 6時) (レス) id: 1bfd263a9d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：藍里 | 作成日時：2018年4月22日 19時
