にじゅーに《桐原side》 ページ23
《桐原side》
目が覚めて初めて目に入ったのは、見知らぬ天井。
はて、旅行先の私の部屋のものとはデザインが違う。
…あれ、あの後、結局どうなったんだろ。
コンコンッ
「…はい？」
控え目なノック音が聞こえ、とりあえず顔だけ音がした方に向ける。
ガチャ、とドアが開けられ、なにやらスーツをきっちり着こなした男性が入ってきた。
…あれ、この人確か…。
「…えーっと、Ｅ組の担任の…」
烏間「烏間だ。本来は担任ではないがな」
烏間…あぁ、あの。
「烏間さんって、国から派遣された人とかてすか？防衛省とかから来たとか、そんな感じの」
烏間「…！」
烏間さんは驚いたように目を見開いた。
何故分かった？と言いたげな顔だなぁ。
「なんて言うか、初めて見た時も思ったんですがね。Ｅ組の担任って、歴代からしても新任教師がなることが多いんですよ。あの隔離教室で経験を積んで、本校舎で良い教育を出来るようにって。
でも、いくら新任とはいえ本校者の先生方がその人を知らないなんてこと、無いと思いません？」
そこまで話すと、私は右手の人差し指をピンと上に立てた。
「…あの時。貴方が初めて本校舎に現れた、あの全校集会。本校舎の先生方は、その時初めて貴方のことを知ったようだった。あの辺りからですかねー、Ｅ組のことを前よりも気にするようになった。Ｅ組には『何かある』ってね」
烏間「…では何故、俺が防衛省の人間だったと思ったんだ？」
「国家機密がどうとか、地球の危機だとか、しかもその標的が日本にいるだとか、そんな案件に国が動かないはずないでしょうに。でもって、こういった案件に最適なのって言ったら防衛省しかないじゃないですか。それになんか烏間さん、ガタイいいし。これは当たりかなーって」
烏間「…なるほどな」
烏間さんは、感嘆の溜め息をついた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 276人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「暗殺教室」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
藍里(プロフ) - まっちゃさん» 喜んでいただけたなら幸いです！なんとか更新頑張りますσ(^_^;) (2018年10月23日 21時) (
レス) id: f300639678 (このIDを非表示/違反報告)
まっちゃ - あははww面白いwww更新頑張ってー！ (2018年10月6日 21時) (レス) id: 398baeef2c (このIDを非表示/違反報告)
藍里(プロフ) - 影菜さん» ありがとうございます！超気まぐれ更新ですが頑張ります！(*`･ω･)ゞ (2018年6月17日 19時) (レス) id: f300639678 (このIDを非表示/違反報告)
影菜(プロフ) - めっちゃ面白いです！更新頑張ってください！ (2018年6月17日 6時) (レス) id: 1bfd263a9d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：藍里 | 作成日時：2018年4月22日 19時
