じゅーなな ページ18
『』は電話の相手ということで(￣ω￣;)』
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《Noside》━最上階部屋━
鷹岡「…あぁ？Ｅ組のガキが？」
グリップ『あぁ。今部屋の前についたぬ』
ガチャリ、と最上階部屋の扉が開く。
そこから入ってきたのは、黒髪を逆立たせた男━━ガストロと、金髪の大柄な男━━グリップ。
グリップの腕には、『何か』が抱えられている。
白藤色の長い髪は無造作にまとめられ、顔には目隠しを、手足は縄で拘束されている。
鷹岡は首を軽く傾げた。
そして、訝しげにこう言った。
鷹岡「…こいつはＥ組の奴じゃねぇ。ただのガキだ」
ガストロ「マジすか？」
ガストロは目を丸くし、グリップは己の腕に抱えられている少女を凝視した。
鷹岡はしばし逡巡したが、今の狂気に支配された彼の頭でまともな判断など出せるはずもない。
鷹岡が、適当に殺しておけ、と命令をしようとした、その時だった。
「ねぇ、何でＥ組を狙うの？」
澄んだ声が、部屋に響き渡った。
鷹岡「…はぁ？」
「話の内容からして、この二人…いや、ガス使いも含めると三人か。その三人のボス？って、貴方でしょ。だから貴方に聞いてるの。Ｅ組は椚ヶ丘中学校で迫害されてるけど、クラス丸ごと殺したいほど恨まれたり、なんてことは今までなかった。
ね、教えてよ」
目は塞がれていて見えないが、その口がうっすらと弧を描いているのを見て、鷹岡は片眉をはねあげだ。
一方桐原は、至って冷静だった。
捕まった瞬間に殺されることも考えていたせいか、今のこの状況が幾分かは悪くないものと思ったようだ。
とはいえ、危険なことに変わりはないのだが。
恐らく殺されることは避けられない。だが、それまでに猶予がある。
ならば、今ここで聞き出せるだけ聞き出してしまおう。
桐原はそう考えたのだ。
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藍里(プロフ) - まっちゃさん» 喜んでいただけたなら幸いです！なんとか更新頑張りますσ(^_^;) (2018年10月23日 21時) (
レス) id: f300639678 (このIDを非表示/違反報告)
まっちゃ - あははww面白いwww更新頑張ってー！ (2018年10月6日 21時) (レス) id: 398baeef2c (このIDを非表示/違反報告)
藍里(プロフ) - 影菜さん» ありがとうございます！超気まぐれ更新ですが頑張ります！(*`･ω･)ゞ (2018年6月17日 19時) (レス) id: f300639678 (このIDを非表示/違反報告)
影菜(プロフ) - めっちゃ面白いです！更新頑張ってください！ (2018年6月17日 6時) (レス) id: 1bfd263a9d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：藍里 | 作成日時：2018年4月22日 19時
