じゅーいち 《渚side》 ページ12
《渚side》
寺坂「おお〜、やっと来たぜ。生徒会長サマがよ。」
寺坂君がそう言うと、浅野君は睨みながら通り過ぎようとした。
浅野「…何か用かな。式の準備でＥ組に構う暇なんて無いけど」
そう吐き捨て、進もうとする浅野君を寺坂君が阻んだ。
寺坂「おーう待て待て。何か忘れてんじゃねーのか？」
そうだ、ちゃんと聞かないと。
僕等がこの賭けに勝ったことや、その報酬のことも。
その思いを代弁するように、磯貝君はみんなの前に立った。
磯貝「浅野。賭けてたよな。五教科を多く取ったクラスがひとつ要求できるって。要求はさっきメールで送信したけど…あれで構わないな？」
瀬尾「くっ…」
浅野君の目が剣呑になり、五英傑はそれぞれ悔しそうな顔をした。
寺坂「五教科の賭けを持ち出したのはてめーらだ。まさか今さら冗談とか言わねーよな。
何ならよ、こっちは五教科の中に家庭科とか入れてもいいぜ。それでも勝つけどな」
そう言うと寺坂君達は、ドヤ顔で笑った。
…嬉しいのは分かるけど、そこまで嫌味ったらしく言わなくても…;;;
桐原「あーさのくんや。それに皆も。式の準備するんでしょ。早く行かないとー」
のんびりとした声が聞こえ、全員がその声のした方向を見る。
浅野「…葵」
「ほら早く。こんな所でＥ組睨んでれば結果が覆るわけでもあるまいに」
浅野「…行くぞ」
浅野君がそう言って歩き出すと、五英傑もそれに従って体育館に消えていった。
寺坂「おいまだ話は…(桐原「家庭科1位おめでとう寺坂くん」…あ？」
「えーと、磯貝くん、中村さん、奥田さん、それぞれに学年一位おめでとう。まさかこうなるとは思わなかったから、驚き」
そう言うと、桐原さんは大袈裟に両手を軽くあげた。
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藍里(プロフ) - まっちゃさん» 喜んでいただけたなら幸いです！なんとか更新頑張りますσ(^_^;) (2018年10月23日 21時) (
レス) id: f300639678 (このIDを非表示/違反報告)
まっちゃ - あははww面白いwww更新頑張ってー！ (2018年10月6日 21時) (レス) id: 398baeef2c (このIDを非表示/違反報告)
藍里(プロフ) - 影菜さん» ありがとうございます！超気まぐれ更新ですが頑張ります！(*`･ω･)ゞ (2018年6月17日 19時) (レス) id: f300639678 (このIDを非表示/違反報告)
影菜(プロフ) - めっちゃ面白いです！更新頑張ってください！ (2018年6月17日 6時) (レス) id: 1bfd263a9d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：藍里 | 作成日時：2018年4月22日 19時
