ひとーつ ページ2
《No side》 (原作24話の次の日)
「…状況は？」
榊原「店で飲んだコーヒーが悪くなってたらしく、コンビニのトイレに行こうとしたら上から枝葉と毛虫が降ってきて、ズブ濡れ泥まみれでコンビニのトイレの前で彼女と大喧嘩した挙句、別れたんだってさ」
「見事なまでに悲惨だね」
朝のホームルーム前の教室内。
瀬尾の頭上に暗雲が漂っていたのを見た桐原は、瀬尾の近くにいた榊原に話を聞き、あまりの悲惨さに思わず哀れみの目を瀬尾に向けた。
「今思ったんだけどさ、近くの民家にトイレ借りればよかったんでは？」
瀬尾「んなダセェこと出来るか！」
ガバッと顔を上げた瀬尾が桐原を睨みつける。
桐原は表情を変えず、首を少し傾げた。
「トイレ借りる時に礼儀正しく挨拶して、借り終わったあとに笑顔でありがとうございますって言えばかなり格好がつくと思うよ。後日、お礼のお菓子などを用意すると尚よし」
瀬尾「ぐっ…」
あっという間に論破された瀬尾は、不貞腐れて机に突っ伏した。
その様子を見て榊原が苦笑する。
榊原「まぁまぁ、女性がこの世にあの子一人しかいない訳では無いだろう？目の前にだって、可憐な女性がいることだし」
「え、どこ？あの子？それともあっち？」
榊原「…君は本当に鈍感だね。これ以外のことは異常な程に察しがいいのに。浅野君の苦労が目に浮かぶよ…」
「…？」
コテン、と首を傾げる桐原を見て、榊原は軽くため息を吐いた。
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藍里(プロフ) - まっちゃさん» 喜んでいただけたなら幸いです！なんとか更新頑張りますσ(^_^;) (2018年10月23日 21時) (
レス) id: f300639678 (このIDを非表示/違反報告)
まっちゃ - あははww面白いwww更新頑張ってー！ (2018年10月6日 21時) (レス) id: 398baeef2c (このIDを非表示/違反報告)
藍里(プロフ) - 影菜さん» ありがとうございます！超気まぐれ更新ですが頑張ります！(*`･ω･)ゞ (2018年6月17日 19時) (レス) id: f300639678 (このIDを非表示/違反報告)
影菜(プロフ) - めっちゃ面白いです！更新頑張ってください！ (2018年6月17日 6時) (レス) id: 1bfd263a9d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：藍里 | 作成日時：2018年4月22日 19時
