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公園の中心にあるベンチに腰掛ける。
「昔よくここに来てたよな」
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小さい時からここの公園は 3人のたまり場だった。
A「そうだね、最近は全然来てなかったけど」
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A「あ！あれ涼介の家じゃない？」
高台から見える僕らの街が 小さくちっぽけに見えたが 夜景がとても綺麗だった。
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公園の街灯は薄暗く より星がはっきりと見えた。
A「あの3つの星ってね 、夏の大三角っていうんだよ」
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A「なんか、私達みたいだね」
三角形の星が 俺たち3人のようだった。
キラキラとした目で星を見つめるAの横顔は ただ美しく
俺は その横顔に見惚れてしまっていた。
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A「来年も見られたらいいな〜..」
「ん？なんて言った?」
小さく呟いた言葉は 風の音に掻き消され
″ なんでもない ″と笑顔で答える。
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A「あ！あとねあとね!!
夏の大三角のあの2つの星は 織姫と彦星なんだっ..t
俺は 子供のように楽しそうに 話すAが愛おしく
思わず唇を重ねてしまった。____
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時が止まったように 静かに流れる沈黙__
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俺たちの目線は 重なり合ったまま
Aは目を大きく開き 驚いた顔をしていた。
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作者名：manaca | 作成日時：2018年8月17日 19時
