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「...なあ、手大丈夫..?」






俺は授業中に見てしまった事を一日中考え やっと放課後ふたりでの帰り道で声に出せた






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A「ん?手?何のこと??」




さっぱりとした顔で俺の方を見る。








「筆箱..おちt「あー、あれね!」





俺が言い終わる前に 被せ気味で応える







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A「なんでもないよ!」



「なんでもない訳ないだろ。」






笑顔で誤魔化すAに少し腹が立つ。








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A「...ねえ、....もしさ、私が病気で もう死んじゃうって言ったら..どうする...?」





「..え..?」






さっきの笑顔が消え真剣な表情となんとも言えない間が さらに現実味を帯び 俺は黙り込んでしまう_








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A「....ぷッ..はははっ



ばか、何真剣に捉えてんの!冗談だよ冗談」





沈黙に耐えられなくなったのか いきなり大きな声で笑い出すA







冗談だと、言いながら俺の肩を叩き 歩き出した








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「ふざけんな...心配したじゃん。」






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A「心配してくれるんだ(笑)



私はまだまだ死にませーん」









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一瞬 あんな事を言われ戸惑ったが


嬉しそうに微笑むAを見て さっきまでの不安が一気に飛んでいった









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そうだよな、





いつも元気で 見る度に笑ってるあのAが







病気で死ぬなんて有り得るわけないよな









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俺の前を歩くAを見てそう思う。







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先に歩き出したAと距離を埋めようと


俺はスッキリした気持ちで離れた分 走り駆け寄る。








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設定タグ:山田涼介 , Hey!Say!JUMP , 病系   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:manaca | 作成日時:2018年8月17日 19時

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