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野菜炒めを作るため 俺は野菜を洗い切る準備をした
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ふとAのほうを見ると 大ちゃんと楽しそうに準備をしていた
「....はぁ。..」
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無意識にため息が出る。
俺、大ちゃんにも嫉妬してんのか？
ますますAから目が離せなくなる
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A「じゃ、私タマネギ切ってもいい？」
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まな板にタマネギを置き 包丁を握る
器用な手つきで進めていく。
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Aの真剣な顔に 見惚れていた。
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すると急にAの顔が歪んだ_____
A「ｲﾀｯ..!」
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持っていた包丁が滑り落ち 左の人差し指が赤く滲んでいる。
それを見ていた俺はすぐに体が動いてしまった
「おい! 大丈夫か?!」
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A「うん、大丈夫大丈夫!
ちょっと指切っちゃっただけだもん」
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Aは大丈夫大丈夫。と微笑み 手を洗いながら
切った手と反対の方の右手を ジッと見ている
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「....A..?」
A「...ぇ、ん？..あ、何でもない!」
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哀しく何とも言えないという表情で 手を見つめていたが俺が 二度名前を呼ぶと またいつもの笑顔で応えた
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作者名：manaca | 作成日時：2018年8月17日 19時
