�� os ページ18
「甘いお菓子みたいだ」
Aちゃんに最初にそう言ったのは誰だったか。
「甘くて美味しそう」
今では皆がそう思っている。
ふわふわさらさらの髪はどことなく甘そうだし、
ブルーの瞳は飴玉のようだ。
ミルク色の肌に白桃のように色付いた頬、
イチゴの唇に飴細工のような指先……
何もかもが美味しそうだった。
お菓子よりも中毒性があるとわかっていても、手を伸ばすことをやめられない。
『オスマンどうしたの？考え事？』
os「ん、なんでもないめぅ〜」
今はAちゃんとお茶会中。
Aちゃんの故郷のお菓子、和菓子を一緒に食べているのだ。
『緑茶淹れたよ！』
os「ありがとうめぅ、Aちゃん！」
洋菓子を食べるときは無邪気に笑うAちゃんも、和菓子の時だけは懐かしむような、慈しむような、そんな感じがする。
これを美しいと言うのか……
艶やか(あでやか)で艶やか(つややか)で、見惚れてしまう。
ぼーっと見惚れていると、Aちゃんがすっと席をたって窓側へ行った。
『肌寒くなってきたね』
os「……そうやねぇ」
自分も席をたち、隣へいく。
ふわりと漂う和三盆の香りが鼻孔を擽る。
和紙でできた包み紙からAちゃんが取り出したのは、落雁だった。
『一個しかないの、あげるね！』
os「えっ、いいん？Aちゃん食べないめぅ？」
『いーよ、あげる！美味しいよ？』
萩の花だろうか、綺麗に細かく型どりがしてあった。
os「……ねぇAちゃん、こっち。」
Aちゃんの腕を引いて壁際にたたせる。
逃げ場をなくすように壁に手をついて、落雁をくわえた自分の唇をAちゃんの唇に重ねた。
『んっ……!?』
os「…………本当やね、甘くて美味しいめぅ！」
白桃から林檎のようになってしまった頬に手を添え、可愛いよと伝えると恥ずかしがって下を向いてしまった。
いつもよりも甘いお茶会、こんなのも良いね。
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タマゴノカラ(プロフ) - *空月白/白猫*さん» 最近お忙しいのでしょうか、お疲れ様です！ そう思って頂けて誠に光栄です！頑張ります！有難うございます！！ (2019年11月28日 20時) (
レス) id: e351f1e44a (このIDを非表示/違反報告)
*空月白/白猫* - やばい…！最近見れてなくて見に来たんですがすぐに出た感想が「好き」だった私は…？頑張ってください！ (2019年11月28日 20時) (レス) id: 5da8d7e784 (このIDを非表示/違反報告)
タマゴノカラ(プロフ) - すずさん» 了解いたしました、少々お待ちください！ (2019年11月25日 6時) (レス) id: e351f1e44a (このIDを非表示/違反報告)
すず - お久しぶりのリクエストです！夢主ちゃんが辛いことがあってリスカしてしまって堅気、狂犬、マブダチで夢主ちゃんを慰める話が見たいです！（辛いことの内容はまかせます！） (2019年11月24日 21時) (レス) id: 621ea9ecb2 (このIDを非表示/違反報告)
タマゴノカラ(プロフ) - iyoさん» お久しぶりです！神だなんて恐縮です…喜んでいただけて嬉しいです！頑張ります！ (2019年11月17日 7時) (レス) id: e351f1e44a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ｷﾘﾄﾘｾﾝ | 作成日時：2019年9月28日 20時
