男の子、守っちゃいます。 (ページ27)

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せぶんてぃーん？ページ27

「それでさ、このグループの事をまあ、少しずつ知っていった方が良いと思って、教えて欲しいんだけど」

そういえば、全く知らないわ、と思って兄貴に聞いてみる

シウォン「お前、知らないのか！！てっきり、知ってると思ってたよ！！！」

知らないわ！！！！
私の頭の中、テコンドーだけだったからね！！！！

シウォン「じゃあ、ちゃんと知ってもらわなきゃいけないな！！まず、グループ名は知ってるか？」

「うん、だから、なんにも知らないんだって」

シウォン「ま、まじか、、、若い女の子がコイツらの事知らんとはな、、、まあ、いいだろう、コイツらはセブンティーンというグループ名で活動している」

せ、せぶんてぃーん？アイス？雑誌？？

シウォン「あ、アイスとか雑誌とか思っただろ？」

「あ、ばれた？？」

シウォン「顔にそう書いてあったわ！！それでな、コイツらはセブンティーンプロジェクトっていう、いわばオーディション形式で選抜されたメンバーなんだ」

ほ～、選抜ね～、ってことはみんな上手い子が集まったって事？

その他にも、いろんな事を教えてくれた

なんでセブンティーンって名前なのか、３つのチームに分かれててチームごとの仕事もあるから、それにも付いていってもらうかもしれないとか、まあ、いろいろ？？

シウォン「ん、まあ、これくらい知ってもらえてればいいか、とりあえず、変なやつ見かけたらパパッとやっちゃってくれ！！」

いや、適当にあしらうなや！！

まあ、私ならパパッとやっちゃうけどな！！

シウォン「そういえば、お前、その、大丈夫なのか？」

「ん？なにが？」

シウォン「ジェインの事だよ」

その瞬間、顔が青ざめていくのが自分でも分かる
全身から血の気が引いていく

シウォン「お、おい、お前顔色悪いぞ、大丈夫か？ごめん、無神経だったな」

「う、ううん、大丈夫、もう大丈夫だよ」

苦しそうに顔を歪める兄貴

お願いだから、そんな顔しないで

私と兄貴の間に気まずい空気が流れる中、練習室のドアが勢いよく開いた