男の子、守っちゃいます。

代表さん ページ12

「すいません、チョン・Aです」







受付「はい、お待ちしておりました、A様ですね、伺っております、すでにうちの者が待機しておりますので、２階のスタッフルームへどうぞ」






「あ、ありがとうございます」








なんか、名前言っただけでさ、通るなんてさ、、、


カッコよくない？！！！




こういうのが初めてだから、ちょっと緊張したり、しなかったり、









「ん〜、？ここかな？スタッフルームって書いてある」






コンコンっとノックをすると、中から「どうぞ、お入り下さい」ってまあなんとも、ガチガチな返しが返ってきたから、とりあえず中に入ってみる








「失礼します」









スタッフ「あの、、、、あなたがAさんですか？」








「そうです、遅くなって申し訳ありません、STガード株式会社から来ました、チョン・Aと言います、よろしくお願いします」









ん？返事なし？？返答なし？？無視？？！





私、なんか変な事言った？？









スタッフ「ええっと、、、つかぬことをお聞きしますが、あなたは本当に男性ですか？？」





「は、はい？あ、ああ、もちろん私は男性です、、、ん？え？いや、いやいやいや！違います！！！女性です、女性！！！」








いや、私の事、男に見えるの？？！！！！

さすがに、それは、泣くよ？！！！






スタッフ「ですよね、、、困ったなあ、、、女性なんて聞いてないぞ、」









２、３人のスタッフらしき方々が、コソコソと、冷や汗垂らしながら、お話ししてますけど、、、







あの、、、聞こえてますよ？？









「あ、あの、、、すいませんけど、なにか、、、？」







スタッフ「あ、あの、ええっと、すみませんAさん、実は、依頼したのは、男性のボディガードをとお願いし ？「依頼したボディガードは、来たのかな？」たんですが、、って代表！！！」








スタッフさんが、私の顔を見て、眉毛を八の字にしながら、顔を真っ青にして何か言ってたけど、年配のおじさんの声が、その続きの言葉を遮った









代表「おお！ 君が、依頼したSTガードのAさんかな？」





「はい、チョン・Aです」







代表「そうかそうか、君がAさんか！！噂には聞いてるよ？業界ナンバーワンの実力らしいじゃないか！！期待しているよ！！」

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